ソングライン「劇的な変化」でパフォーマンスアップ！？【ヴィクトリアＭ・調教ジャッジ】

ヴィクトリアマイルに出走する関東馬から２頭をピックアップ。ソングライン（美浦：林厩舎）は海外遠征帰りだが、ドバイを使わなかった事でより時間をとれたこともあってか疲れも感じさせず気配は抜群。ＮＨＫマイル、関屋記念　富士Ｓと結果は出しているが、身体のバランスがいま一つに映っていた。しかし、ここにきて身体をひとまわり大きく見せ、バランスが劇的に良くなってきている印象。ひょっとしたら今までより、一段上のパフォーマンスを発揮するかもと感じさせる気配だ。

海外帰りでも状態には太鼓判を押せるソングライン

もう一頭のファインルージュ（美浦：木村厩舎）は、東京新聞杯時で馬体重を増やしての出走。それ自体は問題なかったが、まだまだ馬体のバランスが整っていないように見えた。今回も爪の状態をみながらの調整過程で、もう一段変わり切れてはいない印象。状態は平行線とみていい。

京王杯ＳＣからは２頭。スカイグルーヴ（美浦：木村厩舎）は馬体減りの不安はもうなさそう。牧場でしっかり乗り込んできている姿で、引き続き期待できそうだ。タイムトゥヘヴン（美浦：戸田厩舎）は後肢が発達し、バランスが整ってきた。展開に左右されない強さを身につけつつあり、ここでも侮れない。（美浦調教班：中田博士TM）