【中京記念】栗東の“将軍”が 伸びしろに期待する馬とは

調教班レポート
中京記念

鋭い決め手を武器とするには不足のない舞台 ヴァリアメンテで勝負!

 アッという間に3回小倉も最終週。来週から2週間は西日本の競馬が一休みとなるだけに、勝って気分良く締めたいところだ。

 日曜のメインは中京記念、小回りコースでのハンデ戦とあって一筋縄ではいくまいが、馬券的な妙味は十分だ。当方の狙いは54キロで出走するヴァリアメンテ

 新馬勝ち直後に挑んだ若駒Sでタイム差なしの2着とキャリアのスタートは順風満帆だったが、結局はクラシック路線に乗れず終い。ドゥラメンテ産駒らしい気性面での脆さがマイナスに作用してしまった印象を受ける。しかしながら伸びしろが大きいのも事実、コーナー4回の1800mなら最終追いで見せた鋭い決め手がいかせるはずだ。

ヴァリアメンテ

最終追いでもシャープな伸びを見せたヴァリアメンテ

 

まず大崩れは考えられない ファルコニアが相手筆頭

 相手の筆頭はレースの中心的存在となるファルコニアだが、いつも通りに坂路で乗り込まれて上々の仕上り。立ち回りの上手さを考えると内枠が欲しかったところだが、展開を問わず堅実なタイプで大崩れはないだろう。(栗東調教班・田崎泰)

ファルコニア

約3ヶ月ぶりとなるが、ここへ照準を合わせてきたファルコニア

田崎泰

筆者:


1973年大阪生まれの千葉育ち 1997年入社。栗東時計班でCウッドコースを担当。予想で最も重視するのは条件に対する適性で、馬券の基本は単勝だが、WIN5もライフワーク。西船橋に住んでいた時代、初めて競馬場で見たのがツインターボが逃げ切ったオールカマー。