【菊花賞】「前走よりも状態アップは確実!」アスクビクターモアに遂に勝機到来か!?

調教班レポート
菊花賞

 今週は日曜日に牡馬クラシック最後の一冠となる菊花賞が阪神競馬場で発走する。皐月賞馬のジオグリフは天皇賞秋へ、ダービー馬のドウデュースは先の凱旋門賞に出走とチャンピオン不在となり、牝馬三冠が懸かった秋華賞とは異なった趣き。どの馬が栄冠を掴むか。(美浦調教班:宮崎敏明TM)

美浦所属のトラックマンとしては、やはり関東馬に勝って欲しいところ。G1で先着された馬は皆無で、春の実績からチャンスがありそうなのがアスクビクターモア(美浦:田村厩舎)。久々だった前走よりも手前の替え方はスムーズで、しっかりとした脚捌き。集中して走っていたのは好印象で、順当に良くなってきたと判断したい。
アスクビクターモア

王道路線を歩み最後の一冠獲りへ アスクビクターモア

 
札幌以来で約2ヵ月振りとなるドゥラドーレス(美浦:宮田厩舎)は、いつも通りウッドコースに入れての仕上げ。久々とは思えぬ気合い乗りで、動きも力強いものだった。スムーズなら3連勝で重賞を制していたと思われる逸材、一気に頂点を掴むシーンも。
ドゥラドーレス

遅れてきた大器が遂にGIに挑戦 ドゥラドーレス

筆者:


美浦時計班・坂路コース担当。馬券は馬連とワイドがメイン。堅い軸馬を探し相手を絞り込めた時が勝負で、買い目は1~2点が多い。