【マイルCS】セリフォス、サリオスは本番で苦戦を強いられる!?傾向から狙うべき馬とは
~過去10年のマイルCSの傾向分析~
今年のマイルチャンピオンシップは実力馬が豊富に揃い、目移りしてしまうほどの豪華なメンバー構成。予想をする上で、まず押えておくべきポイントは、富士S・スワンSといった前哨戦の勝ち馬が過去10年で〔0.2.2.10〕と勝利していない点。前哨戦から連勝するというのは、至難の業といえよう。ちなみに、毎日王冠の勝ち馬も過去10年で4頭全て人気に推されているが、12着・5着・5着・2着と苦戦傾向。
◇前走人気別成績
・1番人気 〔3.3.2.21〕
・2番人気 〔4.2.4.15〕
・3番人気 〔2.2.0.18〕
・4~5人気〔0.3.3.30〕
・6~9人気〔0.0.1.29〕
・10人気以下〔1.0.0.32〕
近年のマイルCSにおいて、前走人気はかなり重要なポイント。これは阪神に舞台を移してからの直近2年でも「馬券に絡んだ6頭全てが前走1、2番人気」に推された馬であったように、前走の人気はチェックしておきたい。
◇前走着順別成績
・1着 〔2.3.3.20〕
・2着 〔2.4.0.15〕
・3着 〔3.2.3.13〕
・4~5着〔1.1.4.29〕
・6~9着〔2.0.0.27〕
・10着以下〔0.0.0.41〕
前走1着馬が2勝しているが、いずれも安田記念1着・スプリンターズS1着とG1からの臨戦であった事は押えておきたい。今年は該当馬は不在で、G2、G3勝ちからの臨戦馬では〔0.3.3.16〕と成績一息。前走で2、3着に敗れていた馬の方が狙い目だろう。
上記データを踏まえて、前走G1、G2で「3番人気以内・2~3着」を満たす4~5歳の牡馬に限れば〔3.3.1.2〕と好走率は非常に高い。今年はソウルラッシュ(栗東:池江寿厩舎)・ジャスティンカフェ(栗東:安田翔厩舎)の2頭が該当する。
◇過去10年のリピーター
・ダノンシャーク
2013年3着、2014年1着
・フィエロ
2014年2着、2015年2着
・イスラボニータ
2015年3着、2016年2着
・ペルシアンナイト
2017年1着、2018年2着、2019年3着
・インディチャンプ
2019年1着、2020年2着
・グランアレグリア
2020年1着、2021年1着
そして、リピーターが多いのもマイルCSの特徴の一つ。昨年の2着馬シュネルマイスター(美浦:手塚厩舎)、3着馬ダノンザキッド(栗東:安田隆厩舎)は今年も軽視禁物。(優馬データ班)
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