【ジャパンカップ】勝てば300万ドル上乗せ「本気度が違うよ!」渾身仕上げの一頭を狙え

想定班レポート
ジャパンカップ

 東京競馬場に検疫を兼ねた国際厩舎が新設されたこともあってか、今年は海外から4頭の参戦があり国際色が豊かなジャパンカップになったのは喜ばしい限り。ただ、豪華だった先週のマイルチャンピオンシップに比べると、国内組がやや寂しい顔ぶれ。

 ここで好走すれば褒賞金が上乗せされるシャフリヤールの本気度は注目できる点だが、海外組でもパリ大賞勝ちのオネストが褒賞金の対象馬。こちらも本気モードは間違いない。地元の利があるシャフリヤールか、3歳馬で55キロと斤量面で恩恵があるオネストか…、迷うところだがオネストに期待してみる。初コースで軽い芝と未知の部分があるのは確かだが、鞍上に東京コースでビッグレースを数多く制しているルメール騎手は心強い。国内組がやや手薄な今年のジャパンカップなら、アルカセット以来の17年ぶりとなる海外招待馬の優勝も十分有り得るだろう。

オネスト

オネストは勝てば褒賞金300万ドルが上乗せされる

 その他の一般レースからの狙い馬は、土曜東京5Rの新馬戦スズハローム(美浦:高橋裕厩舎)と、日曜東京7Rの1勝クラスからリネンファイト(美浦:深山厩舎)の2頭。スズハロームは、先週予定を除外されて一週スライドしたが順調そのもの。「体幹がシッカリしていて動きも鋭い」と高橋裕師の評価が高い馬。乗り込みも十分で初戦から狙える。前走が昇級緒戦だったリネンファイトは、勝った2走前とは打って変わって後方待機策。直線ゴボウ抜きで2着馬とはタイム差なしの4着と、早々と当クラスにメドを立てた。「差す競馬が板に付けば楽しみな馬」と深山師も色気を見せている。叩いた良化度を加味すれば突き抜けても不思議はない。(美浦厩舎取材班:大江原毅)

筆者:


1954年福島市生まれ 1983年入社。美浦の厩舎取材を担当。若い頃はそうでもなかったが、歳を重ねるとともに手堅い予想に。この世界に入ったきっかけは、兄弟が騎手を目指していたため。(兄は哲・現調教師、弟は隆・元騎手)

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