天皇賞（春）の軍資金ＧＥＴにオススメ「今週の馬券に役立つ“厳選２頭”」を紹介！

　土曜京都12Ｒのエーティーマクフィ（栗東：武英厩舎）に注目。芝で堅実に駆けていたものの、もうワンパンチが足りず１勝クラス卒業に手間取っていたが、初ダートの２走前にまさにガラリ一変。それまでの勝ちみの遅さが嘘のような快勝劇を見せてくれた。

前走は勝ち馬の決め手に屈したが、今度は決める！エーティーマクフィ

　芝からダートに替わって詰めの甘さが解消するというのは、よくあるパターンではあるが、武英智調教師によれば「元々、ダートの方が合うと思っていたが、芝に使っていたのはダートに対応できるだけのパワーが付くのを待っていたから。それが昨年暮れだった」とのこと。陣営にすれば満を持しての路線変更だった訳で、ダートでようやく本来の走りができるようになったと言える。昇級初戦の前走も正攻法で臨んで惜敗と、勝ちに等しい内容。少なくとも芝時代とは違う負け方だった。短期放牧明けになるが、調教の動きは引き続き抜群で、体調面にも不安はない。ここは人気でも外せない存在だ。

　日曜京都７Ｒのエアアネモイ（栗東：池添学厩舎）もダートでの変り身を期待したい一頭。こちらは今回が初ダート。芝で新馬勝ちを飾ったものの、その後は速い上がりに対応できず低迷。途中で長期休養を挟んでいるとはいえ物足りないレースぶりで、そんな現状打破を狙って陣営は路線を変更してきた。半兄にダート重賞勝ち馬エアアルマスがいるなど、元々芝ダートは問わない血統。調教のパワフルな動きからも、もっと走れていい素材でもある。人気的な妙味からも狙うなら条件替わりの今回だろう。

米国血統で初ダートは魅力たっぷりのエアアネモイ