【セントライト記念】「春より進化した」シャザーンがトライアルから“大躍進”の予感！

　今週は月曜まで３日競馬。時季的に台風の影響を受けないか心配していたが、幸い晴れ予報が並んでおり良馬場で競馬が施行できそうなのは何より。ただ、依然として残暑が厳しく熱中症対策はまだ続くが…。

　まず土曜日は中山９Ｒレッドプロフェシー（栗東：大久保龍厩舎）を見直したい。元々の骨格の関係から左回りではスムーズな走りができなかったが、戦績が示すと通り右回りだと話は別。直線でバラけてから盛り返した前走の内容からも潜在能力の高い。大久保龍調教師も「この中間の稽古でも前向きに走れているし、右回りの中山で距離が延びるのも好材料」と期待は大きい。今回は短期免許で来日中の追えるモレイラ騎手を鞍上に確保できたのは好材料。２勝クラスでこのメンバーならあっさり通過する可能性は十分ある。

２戦２勝の右回りでレッドプロフェシーが巻き返す！

　月曜中山11Ｒセントライト記念にはダービー以来の実戦となるシャザーン（栗東：友道厩舎）の走りに注目したい。前走のダービーを振り返り「結果論かもしれないが、もう少し早めに動いて欲しかった」と藤本助手。ゴール前で勝ち馬からコンマ４秒差まで迫っていただけに勿体なかった。夏場は山元トレセンでゆっくり休養し盆明けに栗東に帰厩。ここまで予定通り調教メニューを消化できたようで「春と比べて心身共に成長している。体幹も強くなったことで動きもしっかりしている」と同助手。「皐月賞馬ソールオリエンスは強いが、その他の馬なら力差は感じない」と陣営の期待も大きく飛躍の秋へ。

調整も順調で仕上がりに不安のないシャザーンが反撃！