重賞初Vを願う藤懸VSワクワク戸崎 七夕賞のTM座談会
人気でもシャイニープリンスに逆らえない?
デスク「近年こそ、1番人気馬を普通に買える重賞なんだけど、2005年にダイワレイダースが勝つまでは、1番人気が26連敗していたレースなんだ。どうも、その印象が拭えなくって、俺なんかハナから1番人気は蹴っ飛ばしたくなるんだが…」
武井「おそらくここはシャイニープリンスが人気となるでしょうが、これを蹴っ飛ばしてしまうのは無謀だと思いますよ、デスク。今回と同じ舞台だった2走前が、後続に3馬身差の完勝でしたし、マイル戦で脚を溜めて勝ち切れないレースが続いていた以前の姿とは別馬の印象を受けます。4走前の福島記念では10着と敗れていますが、この時は道悪に加えて、折り合いに気を遣って後手後手の競馬でしたからね。積極策が板に付いた今なら、少々の道悪でも不安はないと思います」
清野「3着だった前走の新潟大賞典にしても、直線でジリジリ伸びて2着とハナ差なら評価できますし、それでいてハンデ据え置きで出走できるのは有利な状況です。そして何より、強かった2走前と同じ北村友騎手に戻るのも好材料ですよね」
坂倉「前走時には陣営から“手前の関係で右回りがベター”とか、“一瞬の脚で勝負するタイプだから直線の長いコースは微妙”という声が聞こえてたんですが、それでアワヤの好走ですから、嬉しい誤算だったと思います。条件は大幅に好転するわけですし、2走前の再現も十分にあるでしょうね」
大江原「ただ、2走前だけ走ったとしても、今回はそれ以上のメンバーなんだから、過信は禁物かもな。俺は、同じ重いハンデを課せられても、酷量となる高齢馬より、勢いのある4歳馬アルバートドックを狙ってみたいな。コース形態の似た小倉での重賞勝ちは信頼に足る実績だし、馬格のある馬だから57キロも克服できるはずだぞ」
小野智「初騎乗となる戸崎圭騎手ですが“レースを見ていて、力があるのはわかっている。どう乗るか、今からワクワクしてます”と、かなりの色気を見せてました。“必要以上に人気になっちゃう俺だけど、この馬なら美味しい配当もあるんじゃないですか(笑)”とも。これは買わずにはいられませんよ」
デスク「ただ、小倉大賞典勝ちのあとは、中京でシンガリ負けを喫したりして、結果が出ていないんだよな」
那谷「シンガリ負けの中日新聞杯に関しては、定年となった松田博厩舎からの転厩初戦で“厩舎の調整方法に慣れていなかった”と、須貝尚師は語っているんだ。加えて、全4勝が右回りで、左回りが不得手ということも考えられるよ。前走にしても広いコースで“キレ負け”の感を受けたし、小倉大賞典のように小回りコースで立ち回りの巧さを生かすタイプなんだと思うな。“先週にいい時計が出ているので、今週は終いだけ。調子はいいですよ”と、野見山助手もデキの良さに太鼓判を押しているし、戸崎圭騎手との新コンビも魅力だね」
佐藤直「俺は、敢えて2走前にシャイニーに敗れているヤマニンボワラクテの逆転に期待したいな。そもそも福島には抜群のコース適性があるし、前走後に立て直されて、狙い澄ましたと思える好仕上り。開催ラストに組まれていた時代の七夕賞は荒れ馬場で差し馬有利だったけど、2週目に移ってからは先行馬が有利になっているし、シャイニーと一緒に抜け出して、最後にハンデ差を利して前に出る、というシーンが浮かぶぞ」
小島「2着がシャイニーかどうかは別として、僕も直さんのシナリオ通りの競馬になると思ってますよ。ジョッキーが2週続けて跨ぎ、最終追いで坂路52秒3なら、これは絶好のデキと見ていいですし、メンバーレベルの高かった3走前の中日新聞杯(4着)だけ走れば勝てるはずですね」
デスク「GIだったとはいえ、前走大敗のダメージはないと見ていいのかな?」
福田「天皇賞は、この馬の賞金でも出走できるほど登録が少なく“良い機会なので挑戦しました。大敗でもダメージの少ない競馬だったし、体調は回復している”とのことやから、マイナス材料にはならんやろ。藤懸騎手も“初重賞制覇のチャンス”と、力が入ってるで」
久光TM
凱旋門賞(GI)
払戻金 19万1600円
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土屋(競友)
毎日王冠(GII)
払戻金 16万4600円
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持木TM
スプリンターズS(GI)
払戻金 11万0430円
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菅TM
キーンランドC(GIII)
払戻金 114万8250円
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