アルバートドック戸崎が弱気で、◎は別のディープ産駒に集中
サマー2000王者を決めるにふさわしいメンバー 本紙武井の◎は?
デスク「サマー2000シリーズはこれが最終戦となるわけだが、今年は、七夕賞、函館記念、そして小倉記念と、札幌記念以外の勝ち馬が揃って出走するわけだから、最終戦にふさわしいメンバー構成となったな」
武井「勝てばシリーズ王者に、となる可能性が非常に高い一戦だと言えますが、僕は函館記念の覇者であるマイネルミラノがその最有力候補と見ました。その前走は、展開にも恵まれたとはいえ、昨年8着と敗れたレースで雪辱を果たしたという点で、明らかな地力強化が見て取れますね。対して今回の新潟記念は、昨年2着と好走しているレースですし、同型馬の存在はあっても、途中からハナを譲って2番手で運んだ昨年のような競馬もできる馬です。ペースが緩んでの上がり勝負では厳しいところもあるので、引っ張ってくれる馬がいた方がむしろ競馬もしやすいはずですよ」
小島「前走後は、放牧を経て一旦函館で調整されてから早目に新潟へ。暑い美浦での調整を避けた上に、前走同様の滞在競馬となるパターンを選択したのは正解でしょうね。相沢師は“前走は強いの一言。今がピークと言える状態で、昨年以上の走りが期待できる”と。2着だった昨年以上なら1着しかないわけですが、それくらい色気十分でしたよ」
守屋「ただ、マイネルミラノは昨年の56キロから1.5キロ増となるハンデが微妙ですよ。別定で58キロを背負わされた4走前も一息でしたからね。同型との兼ね合いにも僕は不安を覚えるんですが…」
清野「私は、シリーズ王者となるのは七夕賞の勝ち馬アルバートドックだと見ています。ディープインパクト産駒はこのレースを2連勝中ですが、5頭揃った産駒の中でも歳下のこの馬にイキの良さを感じますね。こちらも58キロのハンデが鍵とはなりますが、今の充実ぶりなら大丈夫と思えますし、逃げたい馬が3頭も揃ってスローの瞬発力勝負にはならなそうなのも、この馬に有利かと」
那谷「とりあえず3着以内に入れば、現在トップのネオリアリズムを上回るんだし、シリーズ王者を見据えた陣営の勝負気配はきわめて高いよ。放牧先で入念に乗り込まれて、セーブ気味の最終追いも前回と同じ予定通りの調整。それまでの差し一辺倒のレースから、前走で器用な立ち回りを見せた戸崎圭騎手が引き続き手綱を取るのなら、展開に左右されることはないし、ハンデと実績一息の左回りさえ克服できれば、ってところだろうな」
小野智「私もアルバートドックに◎を打つつもりでいたんですが、“本質的には前走みたいな小回りが合っていると思うんです。前走でも直線でモタれていたほどなんで、直線の長い新潟のワンターンでは不安もありますよ。しかも、58キロですからね…”と、戸崎圭騎手が意外と弱気なんですよ。なので、ひとつ印を下げておきましたが」
デスク「サマー王者争いに関しては、前走勝ち組だけじゃなく、ベルーフやダコールといったあたりもここを勝てばいいんだよな」
那谷「ベルーフは、脚質的に一見すると長い直線が合いそうなんだけど、過去3度の重賞の連対は中山と小倉。淀みない流れになって少し上がりのかかる展開が理想なんだよ。現に、ヨーイドンの瞬発力勝負となった2走前の同舞台で凡走しているように、陣営のトーンも思った以上に低いんだ。逃げ馬が揃っているから、2走前よりもペースは流れるとは思うけど、勝ち負けまでは厳しいんじゃないかな」
福田「ダコールの前走については、中竹師が“勢いがついたところで不利を喰らったが、4~5完歩のロスがあったのではないかな。アレに尽きるよ”と残念そうやったわ。この夏3走目でも消耗した素振りは見せてまへんし、追い切り一本でも状態に不安はあらへんで。デムーロ騎手が何とかしてくれないやろか」
デスク「毎回毎回、重いハンデを背負って頑張ってるダコールの走りは、まるで俺自身を見ているかのよう…って、これは木谷の専売特許か。まぁ、心情的には一番勝ってほしい馬だなぁ」
守屋「ダコールは4年連続の出走となりますが、一度も馬券対象にはなってませんし、この馬も本質的に新潟外回りは合わないと思います。昨年勝った新潟大賞典は、今考えればメンバーに恵まれてましたからね。なので、印も“抜け”です。あ、別にデスクのことをけなしているわけではないですから…」
デスク「んなこと、わかってるわい!」
三代川(編集)
秋華賞(GI)
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田崎TM
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石川(競友)
10/14(月祝)東京12R
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菅TM
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