守屋貴光TM・思い出のダービー　2007年第74回『ウオッカの偉業に鳥肌が』

ダービーは是非ともライブで！

　入社してから１１年が経ち、トラックマンとして毎週の予想や反省に追われるうちに、レース後に興奮や感動を覚えることは少なくなってきてしまった。しかし、キズナやワンアンドオンリーが勝った近２年のダービーは、１５万人近くのファンが東京競馬場に詰め掛け朝イチから熱気も凄かったので、知らずと自分の感情も昂ぶっていた。つい、仕事の合間に場内をフラフラ歩いてしまったのだが、ファンの「武豊がダービー勝ったら胸アツ」「ダービーといえば昔は２８頭立てで…」「ダービー馬はダービー馬からといって、産駒の成績は…」などのファン同士のやり取りを聞き、何か嬉しくなって、思わずその輪に加わろうとしていたほどだ。

　ダービーは、やはり特別なモノ。今年も当日は大混雑が予想されるが、ぜひダービー・デイの競馬場の雰囲気を現地で体感してもらいたい。きっと、いつもとは違った感動や興奮を覚えるハズだ。