AJCCデータ攻略 高齢馬が活躍するレースだが、今年は…

重賞データ攻略
アメリカJCC

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 昨年は7歳馬がワンツーを決めるなど、比較的年齢層の高い重賞レース。飛躍をかけて臨む馬、復活をかけて臨む馬、今年も混戦模様になりそうだが…。

高齢馬の好走には条件あり

 GII戦と言えども、年末の大一番から1ヵ月足らずとあっては一線級の参戦はそれほど多くない。そういう事情もあってか、このレースでは高齢馬の活躍が目立っている。

年齢別成績(過去10年)
4歳〔1.2.1.13〕
5歳〔3.0.4.20〕
6歳〔3.1.3.27〕
7歳〔3.3.1.24〕
8歳以上〔0.4.1.21〕

 さすがに8歳以上からは勝ち馬が現れてはいないが、4頭の連対馬を出しており、決して悪くはない成績。ただし、7歳以上で馬券に絡んだ12頭中11頭には「近5走以内にOP・重賞で3着以内」という実績があった。例外の1頭にも5走前の天皇賞(春)で0.3秒差5着があり、近走が全く走れていない高齢馬の一変となると難しいだろう。そして、今年はこれを満たした7歳以上の馬がおらず、馬券は4~6歳を中心に組み立てていくのがベター。

無茶な大穴狙いは避けるのが無難

 過去10年で1番人気が〔2.0.0.8〕というレース。勝ったのはトーセンジョーダンとルーラーシップの2頭だから、1番人気馬はGI級の馬でなければ疑った方が良さそう。とはいえ、7番人気以内の馬で〔10.7.10.43〕、2着に9~11番人気から3頭絡んでいるが、基本的にある程度の人気馬同士で決まるというレースでもある。

AJCCのポイント(過去10年)
前走2000m組〔4.6.5.41〕
前走2500m組〔4.2.1.15〕→前走が有馬記念〔4.2.1.9〕
前走が重賞〔9.8.6.67〕
前走2番人気以内〔5.2.2.12〕

前走着順別成績(過去10年)
1着〔1.2.3.16〕
2着〔2.1.2.5〕
3着〔1.1.2.6〕
4~5着〔3.0.0.21〕
6~9着〔1.3.2.26〕
10着以下〔2.3.1.31〕

 前走の着順にはそれほど拘らなくてもいいが、前走2着以内だと〔3.3.5.21〕、そのうち前走でOP以上を走っていたなら〔2.3.3.8〕と、半数が馬券に絡んでいる。これに当てはまるのが、クラリティスカイシングウィズジョイゼーヴィントルミナスウォリアーの4頭。ここでは前走が重賞で、なおかつ1番人気に推されていたゼーヴィントを◎にしたい。

ゼーヴィント

近走実績を重視したデータ班はゼーヴィントに◎(撮影:日刊ゲンダイ)

 その他で押さえておきたいのはリアファル。金鯱賞組は時期や条件が変わり、2013年からの登場だが、〔2.0.2.2〕 と好成績。馬券に絡んだ4頭を掘り下げると、3着以内(4頭中3頭)、4番人気以内(4頭中4頭)、0.3秒差以内(4頭中3頭)がポイント。リアファルは金鯱賞5着だが、3番人気で勝ち馬からは0.2秒差。1年ぶりを思えば上々の内容だろう。

 前走・1600万組から押さえるならミライヘノツバサ。前走の迎春Sで2番人気1着というのがデータ的な拾いポイント。前走が準OPだった馬が馬券に絡んだのは2008年が最後だが、この馬は中山で〔4.1.1.1〕、馬券を外したのは皐月賞だけ。中山2200mに至っては3戦3勝なら押さえておくべき。

結論

◎ゼーヴィント
△クラリティスカイ
△シングウィズジョイ
△ルミナスウォリアー
△リアファル
△ミライヘノツバサ

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