京都大賞典、勝ち馬のポイント×6をクリアしたのは3頭!
ここ2年はラブリーデイ、キタサンブラックといった上半期のGI馬達の秋緒戦となった京都大賞典。今年はGI馬不在で混戦模様だが、この秋を占う重要ステップなだけに要注目だ。
4~5歳馬が中心
断然人気のゴールドシップが5着に敗れた2013年こそ単勝166.2倍、馬連902.4倍という大荒れとなったが、過去10年を振り返ると馬連600円台が3回、10年前には馬連210円という決着もあり、基本的には順当なレース。
年齢別成績(過去10年)
3歳〔0.0.1.0〕
4歳〔4.5.1.15〕
5歳〔6.2.3.22〕
6歳〔0.1.3.27〕
7~8歳〔0.2.2.14〕
前走レース別成績(過去10年)
宝塚記念〔4.2.3.10〕
新潟記念〔2.0.0.6〕
天皇賞(春)〔0.3.2.9〕
札幌記念〔0.1.0.6〕
OP特別〔0.1.1.12〕
GIII〔4.0.1.20〕
GII〔2.2.2.17〕
GI〔4.6.6.22〕
中心は4~5歳馬。臨戦過程としては宝塚記念を中心としたGI組の好走率が高い。ただし、GIII組から勝ち馬が4頭出ているように、勢いある伏兵にも注意しておきたい。
勝利への条件とは?
強豪が揃うGII戦とあって、1着馬にはやはりそれ相応の実績を求めたい。ポイントとなるのは以下の6つ。
勝ち馬のポイント(過去10年)
- 4~5歳馬(10頭中10頭)
- 前走がGIII以上(10頭中10頭)
- 重賞勝ちの実績(10頭中9頭)
- GII以上で3着以内(10頭中8頭)
- 芝2200m以上で勝利経験(10頭中9頭)
- 京都外回りで勝利経験(10頭中9頭)
これらを全てクリアしたのがシュヴァルグラン、ミッキーロケット、そして牝馬のマキシマムドパリ。また、ここ最近、京都外回りで行われている重賞で存在感を示しているのがキングカメハメハ産駒であり、2015年以降ではディープインパクト産駒を上回る9勝を挙げ、当レースでも2011年・2013年・2015年と3勝。前述の3頭のうち、ミッキーロケットとマキシマムドパリがそのキングカメハメハ産駒だ。
ただし、マキシマムドパリは牝馬で、牡馬相手の重賞実績がないのは気掛かり。ここは素直にミッキーロケットを◎としたい。今年1月には今回と同舞台の日経新春杯を制しており、4歳馬であることを考えると賞金加算も必要なはずで、前哨戦とはいえ勝負度合いも高いとみた。
相手候補はこの3頭!
マキシマムドパリは前走が牝馬限定のGIIIだったが、ミッキーロケットとシュヴァルグランは前走がGI・宝塚記念。次に目を向けるのは前走がGII・GIIIだった組。GIII組で馬券に絡んだ5頭は全て「前走4着以内」、GII組だと馬券に絡んだ6頭全てが「前走8着以内」だった。まずはこれが第一条件。実績面では以下の通り。
京都大賞典1~3着馬のポイント(過去10年)
- 重賞勝ちの実績(30頭中23頭)
- GII以上で3着以内(30頭中25頭)
- 京都コースで1着(30頭中26頭)
重賞実績で言えば、重賞3着以内まで広げれば30頭中29頭が該当するだけに、ここは必須。また、当レースでは過去10年で8番人気以下から馬券に絡んだのが2013年1着のヒットザターゲットのみ。相手候補もある程度の人気が必要となる。
スマートレイアー、フェイムゲームは京都コースでの勝利経験がないものの、前者は京都記念で2着、後者は天皇賞(春)で2着がある。サウンズオブアースは重賞勝ちの実績が未だにないが、菊花賞2着をはじめ、GIで3度の2着。人気面も加味すると、押さえるならこの3頭だろう。
結論
◎ミッキーロケット
○シュヴァルグラン
▲マキシマムドパリ
△スマートレイアー
△フェイムゲーム
△サウンズオブアース
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