2戦2勝フロンティアは素直に買い? デイリー杯2歳Sをデータで攻略

重賞データ攻略
デイリー杯2歳S

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 2014年から施行時期が1ヵ月繰り下がったが、ここ2年の結果を見ると朝日杯FSの前哨戦として重要度が増してきた一戦。少頭数でも素質馬が揃って好レースは必至!

理想は前走マイル以上

 昨年の2着馬が続く朝日杯FSで3着、一昨年の勝ち馬が同じく朝日杯FS2着と、2歳王者決定戦を見据える上で重要なステップ。まずは前走のクラス、距離から整理してみよう。

前走クラス別成績(過去10年)
新馬〔3.1.1.17〕
未勝利〔4.3.2.27〕
500万〔0.0.0.4〕
OP特別〔2.3.3.27〕
重賞〔1.3.4.11〕

前走距離別成績(過去10年)
1200m〔1.2.1.17〕
1400m〔2.1.1.27〕
1600m〔3.4.1.19〕
1800m〔3.3.6.17〕

 勝ち馬は新馬・未勝利組から比較的多く出ているが、連対率や複勝率で見ればほとんど差はない。ただ、前走の距離に関しては1600m以上のグループがやや優勢。また、前走1200m組で馬券に絡んだのは全て小倉2歳S組で、それも4頭全てがそこで連対していた馬。

「無敗」の素質馬に注目!

 開催時期が繰り下がったことで、以前よりも暮れの2歳GIへの関連性が強まり、出走馬のレベルも向上。そして昨年の勝ち馬、一昨年の1~2着馬は新馬勝ち直後も含めて「無敗」の馬だった。まず、キャリア2戦以上で無敗だった馬について考えてみたい。

キャリア2戦以上で無敗の馬(過去10年)
2012年 2番人気3着 マイネルエテルネル 前走・小倉2歳S1着
2013年 2番人気1着 ホウライアキコ 前走・小倉2歳S1着
2014年 4番人気6着 ケツァルテナンゴ 前走・中京2歳S1着
2015年 1番人気2着 シュウジ 前走・小倉2歳S1着
2016年 3番人気4着 ディーパワンサ 前走・中京2歳S1着
2016年 2番人気1着 ジューヌエコール 前走・ききょうS1着

 馬券を外した2頭は3番人気以下で、どちらも中京2歳S勝ちから臨んでいた馬。2015年の勝ち馬シュウジも2走前に中京2歳Sを勝っているが、次戦で小倉2歳Sを勝って駒を進めてきていたことを考えると、単純に中京2歳Sのレベルの問題か。

 今年はフロンティアが新馬→新潟2歳Sを連勝してきた。勿論、上位人気は必至なので外すことはできない。また、中内田厩舎は2歳戦で通算〔19.27.12.47〕、連対率43.8%・複勝率55.2%と無類の安定感を誇る。2歳重賞にしても、GIを除けば4戦4勝と変態的な成績。人気でも軸ならこの馬。

フロンティア

重賞連勝を狙うフロンティア(撮影:日刊ゲンダイ)

1戦1勝の無敗馬は…

 新馬勝ち直後、1戦1勝の馬も「無敗馬」だが、そのポイントは2つ。新馬戦で1番人気に推され、上がり3F1位で勝ち上がっていること。どちらも馬券に絡んだ5頭中4頭が満たしており、例外だった馬も2番人気、上がり3F2位という馬だった。

 新馬戦を1番人気かつ上がり3F1位で勝ち上がってきたのはカツジケイアイノーテックの2頭。ともに母が重賞勝ち馬と血統的な素質も十分。相手筆頭にはこの2頭を推したい。

 手を広げるなら、ジャンダルム(新馬戦2番人気・上がり3F2位)、ヒシコスマー(新馬戦2番人気・上がり3F1位)といったところが候補に挙がる。

 一方、その他の馬にも触れておくと、前走がダートだった馬は〔0.0.0.9〕、前走の未勝利戦を逃げ切っていた馬は〔0.0.0.10〕と積極的には買いづらい要素があるので見送りが妥当か。

結論

◎フロンティア
△カツジ
△ケイアイノーテック
△ジャンダルム
△ヒシコスマー

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