本紙担当と名物TMの印が真逆!? トークバトル勃発のシルクロードS

優馬TM座談会
シルクロードS

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ここで復活を期す馬に 初重賞制覇を目論む馬も

瀬古「昨年のこのレースでの2着をステップに高松宮記念を制したあとは鳴りを潜めているセイウンコウセイですが、前走の京阪杯が7着とはいえ復調気配が感じられる内容だったと思います。その昨年の走りを見てもわかるように、今の荒れ気味の馬場もピッタリの馬ですから、ここでGI馬が復活の狼煙を上げるシーンも十分ありますね」

板子「その前走が、7着とはいえコンマ2秒差。瀬古さんの言うように、復調の兆しは見せましたし、本来の積極策で揉まれない形なら崩れないことは証明できたと思います。ただ、昨年の55キロから58キロにハンデが増えた点は割り引かざるを得ませんね。直前の追い切りでもラスト1ハロンは12秒1と鋭い伸びを見せましたが、個人的には高松宮記念を制した時のような迫力には今ひとつ、といった印象も受けます」

山崎「実力馬の復活、ということなら、ロードクエストにもそのチャンスは大アリですね。初の1200m戦となった前走は、三浦騎手が道中で馬を怒らせながらの追走でしたが、シッカリと脚を使って新味が出た印象を受けました。初距離のカラクレナイでも話に上がったように、課題の折り合いを気にしなくていいこの距離が合うのかもしれませんし、適度に荒れて差しの決まる馬場もプラスでしょう」

「僕は、関西にこれといった気配の良い馬は見当たらなかったので、いつものように関東馬で気配の良さそうな馬を。ロードクエストの復活に期待したいですね」

須藤「僕はGII勝ち馬ファインニードルを狙います。この馬の凄いところは、休むたびに強くなることで、今回もパワーアップを感じさせる動きを披露しています。前走のスプリンターズSではチグハグな競馬で力を出せませんでしたが、今日のメンバーなら57キロでも負けられませんよ」

細川ファインニードルは、陣営も“今週の追い切りで態勢が整った”とのことでしたが、先を見据えている印象も否めませんね。自分の競馬をさせて貰えなかった前走からの仕切り直しで、久々でも地力で勝負になる可能性はあるとは思いますが…」

持木「僕はアットザシーサイドを見直したいですね。オープン昇格後の2戦は人気ほど走れてませんが、2走前は馬場が合わず、前走も直線で前が開かず脚を余したもの。ともに敗因は明白です。有力馬とはハンデ差もありますし、スムーズに力を発揮できるようなら重賞初制覇のシーンも十分あると思いますよ」

アットザシーサイド

ここ2戦は結果が出ていないアットザシーサイドだが…(撮影:日刊ゲンダイ)

山崎「これまた“重賞初制覇”のキーワードが出たところで面白いのがキングハートです。今回と同舞台の前走は、外枠でポジションを取りに行って掛かってしまったもので、力負けではありません。坂路主体の調整ですがしっかり負荷をかけられていますし、鉄砲実績からも久々をそう割り引く必要もないでしょう。少し時計のかかる馬場もピッタリの馬ですしね」

目黒「前走で準オープンを勝ち上がったばかりのアレスバローズも、軽くは扱えませんよ。前走について角田師は“ミルコに初めて依頼した時(1000万条件戦)は早めに抜け出してソラを使って惨敗。その時の経験を踏まえて、2度目の騎乗で全然違う競馬をしてくれたね。中山コースは微妙だなぁと、内心は心配していた部分もあったけど、強い勝ち方をしてくれた”と。今回は“調整パターンを替えた前走で結果が出たから、同じような調整に。雰囲気はいいし、重賞のここでもいい結果を期待したい”と、満更でもない様子でした」

デスク「あと、名前の出ない馬では、昨年の3着や前走2着がそうだったように、人気のない時に走るセカンドテーブルや、このレースで好走例が多い前走がオープン特別勝ちのミッキーラブソングといったあたりも気になるが」

那谷セカンドテーブルは、12月の帰厩当初に外傷で3日ほど休む誤算があったとはいえ、以降は順調に乗り込まれてきたし、先週の木曜にはCコースで一番時計もマークしたほどだよ。ただ、水口騎手に言わせると“骨折で動かせない時期があったようだし、数字以上に馬体に余裕がある”とのことで、順調に使われていた昨年と比べても見劣りは否めないな」

瀬古ミッキーラブソングの前走は、好位のインで理想的な立ち回りができたのが勝因と言えますが、同じような競馬ができたセントウルSでは7着だったように、重賞では少しパンチ不足かもしれません。加えて、軽い馬場でキレ味を生かすこの馬にとって、今の荒れ馬場もどうかと思いますし、調子の良さは目立っているとはいえ、強くは推せませんね」

木谷「皆さんの印が妙に薄いアレスバローズですが、終わってみれば“やっぱりデムーロだったか”となりそうな気がしますよ。ヤナガワ牧場生産ですし、キタサンブラック、コパノリッキーに次ぐスターホースに…、というのは言い過ぎでしょうかね。ところで、年明けから本命党に鞍替えしたにもかかわらず、さしたる結果も出ていないデスクは、やはり自分のスタイルに戻した方がいいんじゃないかと思うんですが…」

デスク「んなこと、お前に言われなくてもわかっとるわい。ここはロードクエストで、人馬とも復活だ。って、人は俺なんだけど…」

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