編集長の勘は当たるか レパードS&小倉記念は“何かある馬”で勝負

優馬編集長日誌
小倉記念レパードS

小倉記念で何かありそうなのは…

 小倉記念で多くの人が「何かありそう」と思うのは1600万条件の馬だろう。重賞の常連馬が揃うレースにオープン馬にもなっていない馬が出走することに、勝算なるものを感じずにはいられないからだ。もちろん、1600万条件の馬だからといって全馬が買いとはならないが、1000万を高UK値で勝ったマローブルー。準オープン馬といっても2歳時に重賞2着、前々走で重賞3着のアズマシャトルは勝算あっての参戦に思う。

 他で何かありそうなのはベルーフオーシャンブルー。ベルーフは3歳馬、春にクラシック戦線を使っていた3歳馬が、夏場の古馬重賞に参戦してくるのは珍しい。「何か」あるのだろう。

 もう一頭のオーシャンブルーは、近走でGIとGIIばかり使ってきた馬。2012年の有馬記念2着の後はGIII以下のレースを1度しか走っていないが、そのGIII中山金杯は57.5キロのトップハンデで勝っている。近走は2桁着順続きだが、ローカルのGIIIレベルなら何とかなっても不思議はない。小柄な馬で直線平坦の小倉は合うはず。実際、7勝のうち5勝が直線平坦の芝コースだ。

 

それでは最後に先週の高UK値馬を

上田一幸

筆者:


1967年、滋賀県生まれ。大学卒業と同時に入社し、一貫して編集畑を歩む。予想も馬券も徹底した穴狙い。この仕事に携わる以上、馬券購入は義務であると考え、入社以来、馬券を休んだ日はない。現『優馬』編集長。