◎が並んだカフェブリリアントで鉄板? 関屋記念&エルムSを激論

優馬TM座談会
関屋記念エルムS

素直にクリノの相手探し? エルムステークス

デスク「札幌のエルムステークスは、基本的に大きくは荒れない中距離ダートの別定戦だから、重い印が並んでいるクリノスターオーの相手探しでいいのかな」

目黒「素直に一番強いのがこの馬ですよね。GIIIレベルなら、まず崩れることは考えにくいと思います」

山崎「前走の帝王賞は、逃げる形でしたが外からプレッシャーをかけられてのハイペースとなったので、6着も仕方のない結果です。ここは同型もいますが、乗り慣れた幸騎手ですし、自分のペースで運べるはずですよ」

馬場「近年はリピーターの活躍が目立っているレースですし、昨年2着は3着以下に5馬身差ですから、難しく考える必要はなさそうですね」

落合「その昨年も出走した馬が他にも4頭いて、それぞれ相手候補となっているんだけど、決定的な差を付けているのに印が付くんだから、それ以外に強い馬がいないということなんだよな」

広田「担当の助手さんも“昨年と遜色のない状態”と言うてましたわ」

デスク「なんだか全然悪い話が出てこないのが、逆に怖かったりするんだが…」

中田「この一年、GI以外ではほとんど負けてませんから…」

デスク「わかったよ中田。ただ、それでも全員がクリノスターオーに◎を打たないところが“優馬テイスト”だな」

広田「まあ逆転候補の筆頭はソロルやろ。以前は自分でレースをやめてしまうところがあった馬やけど、2走前から着けている浅いブリンカーと耳付きメンコで集中力を持続できるようになったんや」

落合「前走の57.5キロから56キロになるのは、確かに有利だよな」

木谷「ただ、昨年敗れているように、このコースは函館に比べて差しが決まりにくいのが気になりますけどね」

小桧山「俺もクリノスターオーが強いのは認めるが、グレープブランデーは何と言ってもGIホースだぞ。今年はフェブラリーSで4着と復調の兆しは見せているし、久々の前走を叩いて同じ鞍上というのも勝負気配なんじゃないか。担当の助手さんも『年齢的な衰えもありませんし、ここ2走で短めの距離を使ったので、いい位置で流れに乗れそうです』と、かなり期待している様子だったぞ」

目黒「最終追いは、故障馬の影響で一時的にダートコースが閉鎖されたので芝コースになったんですが、3頭併せの真ん中でしっかりやれてましたよね」

落合「クリノの相手探しという観点では、ジェベルムーサが筆頭なんじゃないの。何と言っても岩田康騎手が乗りに来るんだし」

山崎「状態について岩田康騎手に聞いたら『めちゃめちゃ良い。これで負けたら仕方ないわ』って言ってましたけどね。ただ、この馬の好走パターンであるマクリが決まるかどうか…。マクリやすいスローな流れにはならないと思いますし、過去の傾向を見てもある程度は前に付けないと厳しいレースですよね。人気になるほど信用できないと思って、印は回しませんでした」