3歳勢に優馬TM陣も熱視線 難解な北九州記念を激論!
黙ってはいない歴戦の古馬勢 そして波乱の歴史を継ぐ馬は
須藤「これまでは詰めの甘いタイプだったアレスバローズですが、前走CBC賞の快勝劇を見ると、一皮むけた印象を受けましたね。ひと間隔あきましたが、仕上りは文句なしですし、斤量が2キロ増えてのトップハンデでも、今の充実ぶりなら連勝の期待をかけてもいいでしょう」
加茂「鮮やかだった前走については、陣営は“引っ張ってくれる馬がいて、道中もいい感じで脚をタメることができた分、差し切れた。以前はテンションが高かったり気難しいところがあったりしたが、6歳になってようやくそのあたりが解消してきた”と。今回、鞍上が替わる点についても“菱田騎手は過去2勝していて癖を掴んでいるので、久々の手綱でも心配はない。あとは、前走のように前がやり合ってペースが速くなれば”とのこと。他力本願やから過信は禁物やけど、もう一丁もあるやろな」
桜井「昨年の覇者ダイアナヘイローは、2走前の高松宮記念が馬体減と厳しい展開、前走も発馬の後手と直線の不利で、ともに敗因がハッキリしています。小倉に滞在させて重賞初制覇を飾った昨年と同じパターンで臨むのなら、巻き返しに注意すべきですが、やはり昨年よりも2.5キロ重い斤量はキツいでしょう。牡馬に換算すると57.5キロという実質のトップハンデですし、その克服が鍵となりますね」
持木「前走のCBC賞は3着だったセカンドテーブルですが、実質1本のみの追い切りだったのに加えて、先行馬総崩れの中で上々の粘りを見せたことは評価に値します。速い時計の決着にも対応できる馬ですから、ここは狙い目でしょう」
桜井「これまた小倉滞在組ですが、小倉で走るのはデビュー直後の2歳夏以来、実に4年ぶりとなる馬。それもあってか早めに環境に慣れさせようという狙いです。上がり重点の最終追いも予定通りで、状態はいい意味で安定していると言えます。やや勝ち味に遅いところはありますが、発馬で後手さえ踏まなければ今回も大崩れはしないでしょうね」
瀬古「ナガラフラワーの前走は“折り合い面を考えて1200mを使い始めたけど、藤岡佑騎手がずっと乗ってくれてレースを教えてくれたおかげで、重賞でも戦えるまでになった”と、高橋亮師が絶賛していました。猛暑日が続いていますが、夏に強い牝馬らしく食欲が旺盛で、太目が気になるほどとのこと。ただ、それも“今回は小倉までの輸送があるからね”と、不安視はしていませんし、前走以上に先行タイプが揃ったメンバー構成で、今度は差し切りも期待できますよ」
デスク「サマーシリーズの行方と言えば、ダイメイプリンセスも当然視野に入っていると思うけど」
細川「前走のアイビスサマーダッシュは、残り300mあたりで前が開くコースを探すほどの余裕のある走りでしたが、CBC賞は出負けが響いたものですから、決してコーナーのあるコースがダメなわけではありませんよ。これもハンデが微妙なところですが、“スムーズな競馬ができれば1200mの重賞でもやれる”と、陣営はサマー王者獲りに意欲を見せてましたよ」
福田「サマー王者と言えば、前走3着のナインテイルズも“権利持ち”や。その前走については“勝ち馬とは直線競馬の適性の差、2着馬とは斤量の差もあった”と中村師も振り返っていて、今回は“ベストの1200mで、鞍上も一番この馬のことを知っている幸騎手だからね”と満更でもない様子やったで。“何とか頑張ってポイントを稼ぎたい。結果次第ではセントウルSにも行くよ”とのことなら、押さえる手もあるやろな」
木谷「僕はアイビスSDの時に“素直にダイメイプリンセスを買っておけば…”と後悔しましたが、ここで改めて買いますよ。アイビスSDを1番人気で勝った馬は過去10年で3頭すべてが馬券に絡んでますから、外しようがないハズです」
デスク「俺は何だかんだでアサクサゲンキでしょうがないと思ってるんだが、人気になっているし、過去を振り返ると無茶苦茶な荒れ方をしているレースだからな。ここはアサクサから、今日名前の挙がらなかった馬たちに流してみようかと」
木谷「あ、その手はいいですね。僕もダイメイからそのパターンで」
デスク「アサクサゲンキとダイメイプリンセスで決まれば、俺も木谷も“抜けたー”ってなるわけだな」
三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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田崎TM
秋華賞(GI)
払戻金 11万9700円
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久光TM
凱旋門賞(GI)
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菅TM
キーンランドC(GIII)
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