誰の◎を信じていいのか… 大混戦の中で本紙須藤はミスターメロディ
スッキリ好仕上がりで大崩れはないか ミスターメロディ
デスク「紙面でTMの◎が付いている馬を数えてみたら、何と10頭もいるんだ。いくら混戦とはいえ、これだけ印が散るレースも珍しいんだが、そんな中で本紙の◎ミスターメロディは、ただ一頭、複数のTMが◎を打っている馬でもあるんだな」
須藤「ミスターメロディの前走は、人気の差し馬を意識したこともあってか、人気薄だった逃げ馬を捕え損ねましたが、古馬相手でも通用する力を示し、早熟ではないことを証明したと言えます。開幕週の馬場も合うタイプですし、ここを勝てば高松宮記念へ行っても有力の一頭になるはずですね」
桜井「その前走の阪神カップは、舞台が同じという点でも一番の参考レースとなりますが、勝ったダイアナヘイローも参戦しているとはいえ、伸びシロの多さを考えれば、今度は逆転できるでしょう」
市場「阪神カップのミスターメロディは、枠順や展開も味方したとはいえ、やはり力を再確認できたように思います。そこから約2ヶ月、間隔は開きましたが、ここ2週の動きはいいですし、体をスッキリ見せての好仕上りです。今回は外枠が当たってしまいましたが、持ち前のセンスの良さを生かして、好勝負になるはずですよ」
菅「ミスターメロディはこれまでの3勝が全て左回りですが、前走について陣営は“勝った馬が強かった。この馬もラストはしっかりと脚を使って右回りも問題なかったし、苦しい流れでも粘れる地力を強化できている”と評価していました。今回は外枠に加えて開幕週の馬場に替わるわけですが“センスよくポンと出て前で流れに乗れるしパワーもある。開幕週の馬場もプラス”とのことなら、大崩れも考えにくいでしょうね」
瀬古「僕は、ダイアナヘイローに昨年の再現、そして前走の再現を期待したいですね。一見すると成績にムラがありますが、鼻出血を発症した昨年のセントウルSを除けば、阪神コースでは6戦4勝、4着2回と、堅実な走りを見せているんですよ。最近5年で逃げた馬が3勝というデータも頼もしいですしね」
桜井「ダイアナヘイローは、昨年のこのレースを勝った以降は低迷が続いていましたが、2走前から取り入れた“1週前に実質追いを済ませ、直前は軽目”という調整法が功を奏して復調した形です。“どんな形になっても捻じ伏せるまでの強さはない。勝つには、枠順、同型の出方、馬の気持ち、道中のペースの4拍子が揃わないと”と、大根田師は意外と慎重でしたが、目下最も得意としている舞台なら、4拍子が3拍子や2拍子になっても好走が期待できそうですね」
中邑「ただ、僕は阪神カップで内枠だった上位2頭が、今回は揃って外枠を引いた点が気になりますね。だったら、内枠を引いたロジクライを。1週前の坂路では49秒6の自己ベストを叩き出して、状態面での大きな上積みが見込めますし、行きっぷりのいいタイプで、阪神の内回り1400mは初めてでもピッタリ合うイメージがありますよ」
那谷「前走の東京新聞杯については、“4コーナーから坂下にかけてペースが速くて、そこで付いて行って最後に苦しくなった”と、陣営は息が入らなかったことを敗因に挙げていたんだ。ただ、ラップ的には快勝した富士Sと大差がなく、持ち時計通りに走っていれば勝っていた計算。個人的には納得の行かない負け方なんだけど、マイルCSでも抑えるのに苦労していたくらいだから、1400mへの距離短縮がプラスに働く可能性は大だろうな。速い持ち時計もあるように開幕週の馬場も合うし、巻き返しがあって不思議はないよ」
デスク「枠順で言えば、最高と言えるのがレッツゴードンキだよな。最内枠から鞍上お得意のイン強襲、なんてシーンもあるんじゃないか?」
加茂「この馬にとって最内枠がいいのかどうかはさて置くとして、7歳になっても動きや馬体に衰えた様子が見えないのは凄いことや。レースでは少しズブさを見せるようになったから、今なら1200mより1400mの方がレースもしやすいはずやし、バリバリの一線級がいないここなら胸を張れる実績馬。目標の高松宮記念に向けて、不様な競馬にはならないと思いますわ」
持木TM
スプリンターズS(GI)
払戻金 11万0430円
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土屋(競友)
シリウスS(GIII)
払戻金 47万3000円
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菅TM
キーンランドC(GIII)
払戻金 114万8250円
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