スピードが勝ちすぎ？ コントラチェック、樫の女王への不安要素

壮絶な２着争いを尻目に　コントラチェック

3/16(土) 中山11R フラワーＣ(ＧIII) 芝1800m
コントラチェック　牝　馬体重：466kg(±0)
騎手：丸山　厩舎：(美) 藤沢和
生産：ノーザンファーム
馬主：キャロットファーム
父：ディープインパクト
母：リッチダンサー（Halling）

抜群のスタートから先手を奪い、最初の200ｍを通過した時点で「勝負アリ」の印象。道中も緩めすぎずマイペースの逃げで、とにかく基本スピードが違った。最後まで余裕綽々の走りで、壮絶な２着争いを尻目に完勝。レースレコードの勝ち時計は前週の中山牝馬Ｓを上回る優秀なもの。オークスへ直行というプランもあるようだが、そこでも期待できそうだ。

基本スピードの違いで完勝したコントラチェック（撮影：日刊ゲンダイ）

長所

発馬センスが良く、折り合って逃げていても道中のスピードの持続力がある上に、仕掛けてもう一度加速できるのはかなりの素質と言える。現にフラワーＣではラスト３Ｆで11秒8－11秒2－11秒9というラップを刻んだ。半姉がオークス３着で血統的に2400ｍＯＫというのも心強い。

短所

前走の菜の花賞時にも述べたが、これで３勝全てが逃げ切り勝ちとなり、相手強化で目標にされやすいＧIの舞台でとなると、脚質は不安要素となり得る。また、スピードが勝ちすぎている印象もあり、ベストはむしろマイル位という可能性も。

桜花賞　想定単勝オッズ　ランキング

(→)１番人気　ダノンファンタジー　2.0倍
(→)２番人気　クロノジェネシス　5.2倍
(→)３番人気　グランアレグリア　7.0倍
(→)４番人気　アクアミラビリス　16.0倍
(→)５番人気　シェーングランツ　18.6倍
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(NEW) 11番人気　エールヴォア　44.4倍

オークス　想定単勝オッズ　ランキング

(→)１番人気　ダノンファンタジー　2.8倍
(→)２番人気　クロノジェネシス　5.3倍
(↑)３番人気　コントラチェック　6.2倍
(↓)４番人気　グランアレグリア　10.7倍
(↓)５番人気　シェーングランツ　16.7倍
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(↓)７番人気　エールヴォア　21.1倍
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(NEW) 12番人気　セリユーズ　36.4倍

コントラチェックがオークス想定オッズで３番人気に浮上。桜花賞は回避が濃厚とのことでランキングには含めなかった。逆に２着エールヴォアは桜花賞への出走を示唆したため、11番人気でのランクインとした。他では、500万条件で強い勝ち方をしたセリユーズがオークス12番人気でランクイン。