77.8%の確率で馬券に…「偏り」あるハンデ戦・七夕賞で買いの1頭

重賞データ攻略
七夕賞

 サマー2000シリーズの開幕戦。昨年はここを勝ったメドウラークが見事シリーズチャンピオンに輝いた。シリーズ制覇へ向け好スタートを決めるのはどの馬か?

斤量別成績に偏りあり

 ハンデ戦ということで、まずは斤量面に注目してみたい。過去10年のうち中山開催を除いた9年間の斤量別成績は以下の通り。

斤量別成績(中山開催を除く過去9年)
54キロ以下〔2.2.4.53〕
55~56キロ〔2.3.4.32〕
57キロ以上〔5.4.2.22〕

 上から順に連対率を並べると6.6%、12.2%、27.3%となる。昨年こそ軽量馬が勝ち切ったが、基本的には斤量を背負う馬が好走傾向にある。今年はストロングタイタンブラックスピネルマルターズアポジーミッキースワローの4頭が57キロ以上を背負うことになる。

重ハンデ組は近走成績に注目

 57キロ以上を背負う実績馬は近走の成績や年齢によって明暗が分かれる。57キロ以上で馬券に絡んだ11頭の特徴は以下の通り。

57キロ以上で好走した馬のポイント(中山開催を除く過去9年)

  • 同年に重賞、オープン特別で連対(11頭中9頭)
  • 前走5着以内(11頭中9頭)
  • 4~6歳馬(11頭中10頭)

 57キロ以上を背負う実績馬でもさすがに近走不振というタイプでは厳しい。また、7歳以上も苦戦傾向にあり、手は出しにくい。上の条件をすべて満たせば〔4.1.2.2〕で複勝率は77.8%となる。今年は前走・鳴尾記念で2着に好走した6歳馬ブラックスピネルがすべての条件をクリア。

ブラックスピネル

久々の重賞制覇を目指すブラックスピネル(黒帽)(撮影:日刊ゲンダイ)

推奨馬

ブラックスピネル