「何かしら不安は…」サートゥルの死角探るも栗東担当は断言
皐月賞の再現かダービーの再現か いずれにしろ2頭で鉄板?
デスク「過去10年で前走ダービー組が8勝と圧倒的優位を誇っているレース。今年はダービー馬が既に引退し、2着馬も秋は中距離路線を歩むとのことだが、となると菊花賞でも主役となりそうなのが、それに続いた馬たちだろう。まして、前哨戦で強力ライバル不在のここは、その3・4着馬で人気も被りそうだな」
須藤「本紙担当として、◎はサートゥルナーリアで譲れませんね。デビューからの連勝が止まったダービーは、皐月賞で初めてキツい競馬をした反動があったのかもしれません。そういう意味でも、間隔をあけて使った方がいいタイプだと思いますし、久々を割り引く必要はないでしょう。スタミナ勝負の2400mなら多少の不安もありますが、この頭数でスローからの上がり勝負が濃厚なら、距離も問題ないはずです」
中邑「ダービーでは敗れたとはいえ、レース前にテンションが上がってスタートで後手、4コーナーでも大外を回るロスがありましたからね。それでも人気を分けるヴェロックスとはコンマ1秒差でしたし、あの結果で能力を下と見ることはできないでしょう。まともな状態なら距離も難なくこなせるはずですね」
田崎「ダービーでも大外から一瞬は凄い脚を使ってましたからね。立ち回りの巧かった上位2頭とも能力差があったわけではないですし、当時のようにテンションが上がりさえしなければ、強いサートゥルナーリアを見ることができますよ」
広田「僕もサートゥルナーリアのダービーは、イレ込みが最大の敗因だったと思いますが、やはりジンクス通り乗り替わりでのダービー制覇は難しかったとも言えますね。その課題は、ひと夏越して精神的にも大人になったようですし、鞍上もルメールに戻れば死角は見当たらないでしょう」
デスク「いつもなら、このあたりでチャチャを入れてくれる田崎も今回は◎だからなぁ…。如何せん久々になるわけだから、何かしら不安はあると思うんだけど…」
那谷「残念ながら、それはないな。2週前と先週はしっかりと負荷をかける追い切りだったけど、誰が見ても惚れ惚れする動き。ダイナミックな走り、追ってからのシャープな反応、可動域の広さ、どれを取ってもケチのつけようがなく、仕上りの良さでも文句なしだから、何の迷いもなく◎だよ」
市場「春の時点でも素晴らしい馬体でしたが、そこからの成長も十分に感じられますからね。ダービーではよもやの敗戦を喫しましたが、世代ナンバーワンの能力に疑いの余地はありませんよ」
デスク「その“よもや”が再び、というケースも無きにしも非ずだが、あとは目黒に陣営のジャッジを話してもらおうか」
目黒「ダービーについては“皐月賞で力を出し切った感があって、その後に放牧を挟んで回復に努めましたが、ダメージが残っていたのかもしれないですね。それに今までにないくらいにテンションが上がってしまい、ゲートも出負けしてしまいましたから”と、辻野助手は皆さんと同じように敗因を分析してました。今回に向けては“普段の雰囲気もいいですし、ひと夏越して心身ともに成長した感じがありますね。前走だけで2400mがどうなのか判断はつきにくいので、今後に向けてもどういうレースができるか楽しみです。今回は万全を期して、ゲートまで担当者に付いて行ってもらう予定です。落ち着いてレースに臨んで、普通に力さえ出してくれれば”と。まぁ、デスクが喜びそうな話はひとつもありませんよ」
デスク「ただ、たとえサートゥルナーリアが本来の走りを見せたとしても、それを負かして不思議はないのがヴェロックスだよな」
加茂「こちらも夏を無事に過ごせたようで“いいリフレッシュができた上に、背丈が伸びて馬体も成長していますし、とにかく順調に調整できました。さすがに目イチとまでは言いませんが、勝負できるレベルには仕上げたつもりです”と、と猿橋助手もキッパリ言うてましたわ。一戦毎に操縦性が良くなって、距離やペースも問わない強みがあるし、同じ2400mなら、ダービーの結果を重視すべきやろ」
デスク「ほとんど死語に近いかもしれんが“銀行レース”とか、もっと旧い世代の人たちに言わせれば“明日まで走っても2頭で堅い”ということなのかな」
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
的中買い目を見る
小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
的中買い目を見る
土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
的中買い目を見る
三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
的中買い目を見る