余裕の逃げ切りエイシンヒカリ 充実一途ラブリーデイ 盾はどっちだ?

佐藤直文 レース回顧
サウジアラビアRC毎日王冠京都大賞典

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ゴール前大接戦も 経験生きたブレイブスマッシュ 【サウジアラビアRC】

 さほど速い流れになったわけではないが、縦長の展開となったことで、各馬の仕掛けどころが難しかったと思える一戦。そういった仕掛けのタイミングがドンピシャだったのがブレイブスマッシュだった。道中はインで運んだが、直線でも馬群がバラけていただけに、外へ持ち出すロスもなかったことも大きかった。これまで異なる競馬場で経験を積んできたキャリアの差も生きたと思える。

ブレイブスマッシュ

横山典騎手の仕掛けのタイミングが絶妙だったブレイブスマッシュ(撮影:日刊ゲンダイ)

 2着イモータルは、まだ体が少し緩く、坂を上がるまでウロウロしていたのもそのせいだろう。ただ、最後は次元の違う伸びを見せており、かなりの将来性を感じる。

 3着アストラエンブレムは、マイナス10キロの馬体で、稽古でビシビシやれていなかったのも頷ける。それでも、これだけ走ったのは能力の高さゆえであり、体質が強化されて稽古でも攻め切れるようになれば、クラシック路線に乗れるはずだ。

 4着リセエンヌは、ゴール前でキレ負けしたものの、見せ場十分の競馬。5着ハレルヤボーイも、このあともっと走ってきそうな雰囲気だった。いずれにしても掲示板に載った上位5頭のレベルは高く、今後の重賞戦線で注目したい。

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 まず一頭目は、東京月曜7R、6着ナスノセイカン。直線でインの窮屈なところからよく差を詰めていたが、結果は4ヶ月半ぶりの久々だった分と見ていい。東京コース自体は合っており、次は大幅な上積みが見込める。

 二頭目は、東京月曜2R、3着ウイングソルジャー。出遅れたのは仕方ないが、直線でも仕掛けが遅れて、完全に脚が余っていた。距離はもう1ハロン延びていいタイプだが、スムーズな競馬ができれば未勝利はアッサリの器だ。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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