カレンブーケドールをここで買っていいものか 国枝師「本番はあくまで…」

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京都記念

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カレンブーケドールのここがGood

調教班・美浦Dウッド担当 武井TM
「蹄に不安が残っていた昨秋の紫苑Sや秋華賞の時は坂路のみの調整でしたが、今回はDウッドで入念に乗り込まれてきました。65秒台を2本マークし、併せ馬の動きも余力十分で、格下馬にアオられていた昨秋の使い出し2戦とは比較にならないほどの好仕上りです」

国枝厩舎担当 守屋TM
「完璧な立ち回りを演じながら最後にインをすくわれた前走のジャパンCについては、国枝師も“勝ち馬のジョッキーを褒めるしかない”とレース後に話してましたが、それが身元預かりのマーフィー騎手だったのが何とも皮肉でしたね。ここからドバイシーマクラシックへ、というプランは年末の時点で決まっていたことで、このあたりの判断・決定の早さは秋華賞後の歩みと似ています。“本番はあくまでドバイだが、今の状態ならここでも勝負になるだろう”という師の言葉通り、重賞初制覇をここで決めて、ドバイへの弾みとしたいところでしょう」

カレンブーケドール

最終追いでは余力十分の動きを見せたカレンブーケドール(中)(撮影:日刊ゲンダイ)

カレンブーケドールのここがBad

評価はあくまで3番手の▲ 本紙担当・須藤TM
「ウオッカ、ジェンティルドンナ、ハープスターは馬券対象外となり、マカヒキ、レイデオロは3着止まり。明らかにGIへの叩き台として臨む馬にとって、近年は鬼門と言えますが、余裕を持たせた仕上げの馬と、賞金を加算したい目イチの馬が混在するため、なかなか堅い決着にはならないレースです。当然、ドバイを目標にしているこの馬は前者の方であり、53キロという斤量の優位さをもってしても、そこまで過信はできないのではないでしょうか」

さすがに印は抜けませんが… 田崎TM
「その後の走りを見ても負けるような相手ではなかった紫苑Sで3着と敗れたあたり、やはりは本質的に叩き良化型と見ていい馬です。加えて、日曜の雨予報も心配で、ジャパンCで重馬場をこなしたとはいえ、あれは内しか伸びない馬場を味方に付けたもので、けっして道悪巧者とまでは言えないと思いますね」

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