カフェファラオ　鞍上レーンでも「改善されるとは思えない」

カフェファラオは「過去２戦の圧巻のパフォーマンス」がＧｏｏｄ

最終決断は俺に任せろ　本紙担当・武井ＴＭ
「新馬戦は４コーナーで軽く仕掛けられるとあっという間に２着馬を突き放して１０馬身差の圧勝。そして前走のヒヤシンスＳは、出遅れた上に行き脚がつかず、離れた後方という厳しい位置取りでの競馬となりながら、３コーナーから外を回って進出しての楽勝。まさに圧巻のパフォーマンスだったと言えます。ここは時計の短縮が課題とはなりますが、前走でラスト２ハロンが１１秒７－１１秒９という速いラップを余力十分に抜け出したことや、この中間にこれまで以上の厳しい調教を積めていることを考えれば、十分に対応できると判断しました。不動の軸馬ですね」

カフェファラオは「質・量ともに十分な調教過程」がＧｏｏｄ

美浦調教班・Ｄウッド担当　伊利ＴＭ
「５月の下旬から坂路で時計を出し始めたように、まずは乗り込み量の豊富さを強調したいですね。１週前追い切りをデビュー以来初めてビッシリとやれた点も良いですし、微調整を加えることを主眼に置いた最終追いでもアッサリと先着してしまうあたり、仕上りはかなり進んでいると判断できます。調教の質・量ともに、前走時を上回っていることは間違いありませんね」

カフェファラオは「陣営に手応えを感じた取材の感触」がＧｏｏｄ

美浦・堀厩舎担当　小島ＴＭ
「出遅れて絶望的な位置取りとなった前走は、並みの馬ならせいぜい入着止まりだったと思いますが、まとめて差し切ったあたりが非凡な才でしょう。“この中間は入念にゲート練習を積んだし、本来スタートは速い馬。まだ粗削りな面はあるが、それも少しずつ調教で教えてきているので、相手強化のここでも楽しみ”とは厩舎サイド。コースも２度目なら前走のような競馬にはならないと思いますし、危うさはあるとはいえ、取材の感触は非常に良かったですよ」

粗削りなところも魅力のカフェファラオ

カフェファラオは「頭あって着なし」がＢａｄ

圧勝の可能性はあるものの…　久光ＴＭ
「能力はハッキリと認めますし、スムーズな競馬ができれば圧勝まであるかもしれませんが、如何せん競馬が粗削りですからね。負けても２着や３着に留まるのではなく、“頭あって着なし”のタイプだと思います。テン乗り、大外枠と嫌な条件も揃った中で、人気が被るようなら、なおさら軸としては狙いづらいですね」

カフェファラオは「再度の芝スタート」がＢａｄ

これは危険な人気馬　坂倉ＴＭ
「まずは“芝スタートで全く行き脚が付かなかった”という、ミルコの前走後のコメントが気になりますね。最後は能力でねじ伏せたとはいえ、あまりにも競馬が雑すぎましたし、未対決の強敵も揃うここで通用するかどうかは疑問です。鞍上が替わったからと言って、あのスタートが一気に改善されるとは思えませんよ」