優馬編集長日誌 2月11日号「堅い軸馬」

優馬編集長日誌
共同通信杯京都記念クイーンカップ

皐月賞「22万9700円」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

別定重賞を勝ってこそ本物

 先週までの芝1800m以上の古馬重賞は3鞍中2鞍を4歳馬が制している(牝馬限定戦は除く)。4歳馬といえば、これからが充実する時期。以前に「今年の中長距離路線は新勢力」と述べたことがあったが、今のところ大きく間違ってはいないようでホッとしている。日曜に京都競馬場で行われる予定の京都記念は、その勝った4歳馬2頭が激突する雲行き(中山金杯を勝ったヤマカツエースと日経新春杯を勝ったレーヴミストラル)。特にレーヴミストラルの日経新春杯は高UK値をマークしての勝利。馬券は この馬から買うつもりだ。

 ちなみに このレーヴミストラル、GIのダービーを除くと敗戦時の着差は全て0.4秒差以内に収まっている。これまた以前に述べたことだが「0.4秒差は何とでもなる着差」というのが私の持論。ダービー以外、決定的な敗戦がないともいえる馬だけに私の中では堅い軸馬。

 その一方で、京都記念は昨年・下半期のGIに出走していた馬の始動が多いレースでもある。実績があっても極端に斤量を背負わされることがない別定GIIで、近年の勝ち馬には前年の有馬記念など、前走が昨年のGIという馬が数多い。今年の出走馬にも昨年の下半期に天皇賞→ジャパンC→有馬記念という中長距離路線の王道を歩んできたアドマイヤデウスワンアンドオンリーを筆頭に、その手の馬の名前もチラホラ。そういう意味でレーヴミストラルには前走より厳しい状況ともいえるが、別定GIIを勝ってこそ、本当の意味での新星誕生(前走はハンデGII)。勝って春へ弾みをつけてもらいたい。

 余談だが、レーヴミストラルの弟であるレーヴァテインは先週の東京(500万)で1着となり、新馬→500万を連勝となった(2戦2勝)。先週の勝利は1着馬が降着になってのものだが、結果として土がつかなかったことに何かしらの力を感じてしまった。この血統、今年の見通しは明るい?

レーヴミストラル

別定GIIで真価が問われるレーヴミストラル(撮影:日刊ゲンダイ)

上田一幸

筆者:


1967年、滋賀県生まれ。大学卒業と同時に入社し、一貫して編集畑を歩む。予想も馬券も徹底した穴狙い。この仕事に携わる以上、馬券購入は義務であると考え、入社以来、馬券を休んだ日はない。現『優馬』編集長。

皐月賞「22万9700円」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

皐月賞「22万9700円」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

日本ダービー特集

2024年日本ダービー特集

日本ダービーの出走予定馬、予想、単勝オッズ、結果、動画、歴代優勝馬、騎手・調教師データ、ゴール前写真、歴史などを紹介する特集ページ。『優馬本紙馬柱で振り返る日本ダービー』などオリジナルコンテンツも充実しています。

  • 出走予定馬
  • 予想オッズ
  • 騎手
  • 優先出走権
  • 賞金順
  • 次走予定
  • 動画・写真
  • 優馬本紙の馬柱
  • 短評

優馬 現3歳馬チェック

優馬 現3歳馬チェック

6月~12月に初勝利をあげた2歳馬(現3歳馬)を全頭チェック! 馬体は? 血統は? レース内容は? 総合的に判断をし、★評価をつけていきます。翌年のクラシック有力候補がきっと見つかるはず!

★5つ以上の馬を網羅。ダービー候補はこの馬!

ヒロイン候補が続出!? 牝馬の★評価。

注目勝ち上がり馬情報など毎週火曜更新。

トラックマン・記者一覧

競馬専門紙「優馬」トラックマン・記者一覧

平日はトレセンで東奔西走、週末はレース予想&馬券に全力投球。競馬専門紙「優馬」を支えるトラックマン&記者のプロフィールをご紹介します。