レイデオロに次ぐ◎を集めた意外な馬とは… 馬券1万円勝負も今年最終決戦

いよいよ迎えたグランプリ、有馬記念。秋の天皇賞で完全復活を遂げた昨年のダービー馬レイデオロが、堂々のファン投票1位で主役の座に。対して、この秋を盛り上げたキセキに、ドリームレースを体現する挑戦にファンの支持も集めて投票数では第3位のオジュウチョウサンにも注目が集まる一戦となった。この一年の様々な思いをぶつけて挑む優馬TM陣も、総参加で大一番に臨む。

優馬TM座談会
有馬記念
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圧巻の天皇賞から2ヶ月 人気に応えるかレイデオロ

デスク「昨年はキタサンブラックが引退の花道を飾る大団円となった有馬だけど、今年の主役は、ファン投票でも1位のレイデオロになるわけだな」

武井「史上2番目の好時計決着となった秋の天皇賞は、後半の1000mが57秒4という激流を、中団から差してなおかつ1馬身以上の差を付けたまさに圧勝と言える勝利で、秋緒戦のオールカマーも含めて、掛かってチグハグな競馬となった春の京都記念からの修正と成長を示すレースぶりだったように思いますね。中山では4戦3勝で、順調さを欠いての臨戦だった皐月賞以外は負けていないコースですし、能力を全開できる淀みない流れとなりそうなのも追い風でしょう」

小野智「私はたとえスローペースになったとしてもレイデオロで大丈夫だと思ってます。どんな立ち回りもできる機動力も身に付いてますからね」

大江原「緩急自在な馬だから、トリッキーな中山2500mでも全く心配はないぞ。驚愕のレコード決着になったジャパンC組と比べて、ゆとりのあるローテーションで臨める点にも好感が持てるしな」

瀬古「天皇賞の時は、一週前の追い切りでアクシデントがあったりもしましたが、それに比べるとこの中間は実にスムーズな調整過程ですし、ここで逆らう理由もないですよね」

須藤「間隔をゆったりと取っての秋3戦目ですから、まだ余力があると見ていいですよ」

市場「あくまで調教VTRでの確認ではありますが、雰囲気は前走時よりも間違いなく良さそうですよね。鞍上との息が合っていて、折り合いに全く不安がないので、ここは秋2戦以上の差を付けて勝っても何ら不思議はないでしょう」

落合「願わくば内枠を引けていたら、と言えるかもしれないけど、この馬には枠なんか関係ないかもしれないよ。むしろ、偶数番という点では好枠を引いたと言っていいし…」

デスク「いわゆる“不安がないのが不安”というレベルの話かもしれんが、これまた不安らしい不安のなかった先週のグランアレグリアみたいなケースもあるからな。陣営も2週連続で同じ徹は踏まないだろうが…」

馬場「経験の少ない2歳馬の戦いでは、ああいうことも起こるのが競馬、って考えた方がいいですし、レイデオロの前走については“スタートが以前より出るようになり、行き脚もついて道中もリズム良く走れていた。持久力も問われるタフな流れの中でも強い内容で、スピードとスタミナを兼ね備えているのを証明できた”とのことなら、舞台替わりに不安はないでしょうね。最終追い後も“実戦を想定して出入りのある調教をしたが我慢が利いていたし、直線も余裕を持って走れていた”と、調整面でも不安はない様子でしたから、汚名返上となる可能性は高いですよ」

レイデオロ

「不安がないのが不安」といった評価のレイデオロ(青帽)(撮影:日刊ゲンダイ)(撮影:日刊ゲンダイ)

デスク「そのレイデオロにとって一番の強敵となるのは、人気を考えてもキセキになると思うんだが、意外と◎の数は少ないんだな」

守屋「天皇賞にしろジャパンCにしろ、好時計決着を演出したのがキセキの存在に他ならないわけですが、これが今季4戦目ですからね。消耗度と疲労度は目に見えない形で蓄積されているはずですし、外枠に入ったのもマイナスで、僕は印を抜きましたが…」

西田「私は、先行力と渋太さを生かしたキセキのこの秋の安定ぶりを純粋に評価したいですね。特にジャパンCでは、アーモンドアイの圧巻のパフォーマンスが喧伝される中、自身も従来のレコードを大きく上回っていたんですから、4キロの斤量差があったことを考えても秀逸な内容だったと思います。自分の形を確立して、それを生かす競馬に持ち込める優位さもありますからね」

吉田「さすがに前走のダメージもあってか、この中間は単走で終い重点の馬なり調教のみでの出走になりますが、陣営は“前走の状態さえキープできていれば…”と考えてるんやないかと思います。もしも、ここにアーモンドアイが入れば楽勝すると思っている以上、僕もキセキを信頼したいですわ」

目黒「やはり皆さんの心配は状態面かと思いますが、“疲労が出ないか慎重に見極めてきましたが、全く問題なさそうだし、テンションも上がっていないですね。春とは精神状態が全然違いますし、この時季になっても冬毛が全くなく、毛ヅヤがピカピカです。状態は高いレベルで維持しています”と、辻野助手はデキ落ちの心配がないことを強調してました。今回は有難くはない外枠が当たってしまいましたが、強力な同型が不在だけに、先手を取るのに消耗は少ないハズですし、“春の日経賞を使ったときはコントロールできない感じで、暴走気味の逃げになりましたが、今は精神面が全然違いますからね。後ろに脚を使わせられるようなペースでレースができればチャンスはあると思います”とも、話してましたね」

田崎キセキは、見た目にも疲れはなさそうですし、出走してくる以上は身体面での問題はないと思いますが、さすがに精神的に一杯一杯なんじゃないか、という気がしますね」

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