「致命的」サウンドキアラの勢いもここまでか

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ヴィクトリアマイル

サウンドキアラは「好状態をキープ」がGood

調教班・栗東坂路担当 須藤TM
「最終追いは余力を残して51秒6の好時計をマークしましたが、キビキビとした身のこなしで気配も抜群に良かったですね。今年に入って重賞を3連勝中ですが、適度に間隔を取って使われているので、その疲れは全くないと見ていいでしょう。好状態をキープしたままレースに臨めそうです」

サウンドキアラは「目下の勢い」がGood

栗東・安達厩舎担当 目黒TM
「何せ重賞を3連勝中ですから、勢いという点では出走馬の中でもナンバーワンと言っていいでしょう。“いつも通り、短期放牧を挟んでの調整だけど、落ち着きもあるし、いい雰囲気”という安達師の言葉からも気配落ちの心配はなく、“前走で坂のある阪神でも結果を出してくれたし、昨年このレースにチャレンジした時も、いい走りをしてくれたので、東京コースでも大丈夫だと思います。本当に充実しているので、この強いメンバーでも”と楽しみな様子でした。不利と言える大外枠を引いてしまいましたが、それを克服しても全く驚けませんよ」

サウンドキアラ

抜群の競馬センスを武器に重賞3連勝中のサウンドキアラ(撮影:日刊ゲンダイ)

サウンドキアラは「相手の大幅な強化」がBad

最終ジャッジは俺に任せろ 本紙担当・武井TM
「京都金杯で牡馬を一蹴し、前走も良績のなかった阪神コースでの勝利でしたから、着実に力を付けているのは確かです。ただし、今回は牡馬を含めたGIでも好勝負になりそうな実力馬がズラリと揃ってますからね。勢いは認めても、これだけ相手が大幅に強化されたとあっては、あくまで押さえの評価でいいと思います」

サウンドキアラは「大外枠」がBad

ここは自信の無印で 田崎TM
「何と言っても大外枠が致命的ですね。ハミ掛かりが良過ぎる馬で、京都金杯や阪神牝馬Sのように内目の枠から前に壁を作って脚を溜めたいタイプ。2走前の京都牝馬Sでは大外枠を克服していますが、当時は馬場の悪化により外枠が有利に働いたものであり、今の東京の馬場で同じ競馬は通用しないでしょう」