担当断言　エアジーン「川田騎手確保」「堀厩舎の格上挑戦」は…

エアジーンは「関西への初輸送にも不安なし」がＧｏｏｄ

美浦調教班・Ｄウッド担当　伊利ＴＭ
「いつも通り、週末は坂路、追い日はＤウッドというパターンで乗り込まれ、直前は輸送を考慮して水曜日に追い切りましたが、まさに素軽さ満点という動きでした。翌木曜日に、北馬場で気配をチェックしましたが、馬体をスッキリと見せていましたし、抜かりのない状態に仕上ったと思います。また、阪神には金曜日に入厩させる大事の取りようで、初めての関西圏での競馬にしっかりと策を講じてきたあたり、さすがは関東リーディングトレーナーの堀厩舎ですね」

エアジーンは「堀厩舎の格上挑戦」がＧｏｏｄ

美浦・堀厩舎担当　小島ＴＭ
「身の丈のレースを選択することが多い堀厩舎が、あえて準オープンの身であるこの馬を重賞に格上挑戦させること自体、それだけこの中間の動きが素晴らしく、斤量も魅力的だからでしょう。“馬体重こそ大きく変わりませんが、中身がしっかりしてきた印象で、いい放牧になりました。若さも抜けて気性も成長していますし、今なら重賞を使っても面白いでしょう”と、師も手応え十分のコメントでしたし、早々と川田騎手を押さえてあったあたりも、勝負のサイン。狙い目十分でしょう」

意欲の遠征、意欲の格上挑戦となるエアジーン(左)

エアジーンは「道悪に実績があることが逆に」Ｂａｄ

最終決断は俺に任せろ　本紙担当・須藤ＴＭ
「荒れるハンデ戦で、条件馬でも十分に間に合うというのは過去の傾向からもハッキリしていますし、今年も大半の馬にチャンスがありそうで、３勝クラスで善戦しているこの馬も、当然争覇圏かとは思います。ただ、だからと言ってそこまで人気になるほどの馬かな、というのが正直なところです。また、今回のような道悪での阪神２０００ｍ戦は、３コーナーあたりからどんどん動いていく馬がいて、結果的に行ったもの勝ちになるケースが結構多いんですが、この馬には道悪実績があるからこそ、逆にそういうリスクの多い競馬はしないと思うんですよ。僕の見立て以上に走ったとしても、届かないのではないでしょうか」

エアジーンは「初の長距離輸送」がＢａｄ

ここは自信の無印で　中邑ＴＭ
「僕はやはり初めてとなる関西への長距離輸送が気になります。大型馬ならまだしも、４５０キロ前後の牝馬ですからなおさらですね。いずれは重賞でも勝ち負けになるだけの素質はある馬ですが、なかなか軌道に乗って来ないあたり、まだ牝馬特有の繊細な面が抜け切っていない印象も。それで人気を集めるようなら、他の馬に印を回したいですね」