【エリザベス女王杯】春の勢いを取り戻せるか レイパパレの取捨は如何に?!

調教班レポート
エリザベス女王杯

数字以上に馬体を大きく見せて レイパパレが巻き返す!

 無敗で大阪杯を制した後は3・4着と連敗。勢いが止まってしまった感のあるレイパパレだが、走り慣れた阪神で行われる牝馬同士のGIならやはり有力の1頭だ。前哨戦であるオールカマーではきついマークに遭い伸びを欠いたが、併走馬にアオられた最終追いの動きから完調手前だった可能性もある。この中間は手加減することなく攻められ、2週続けて併せて先着。ルメール騎手が跨った今週は時計・動き共に本来のものだった。以前に比べて華奢なところがなくなり、数字以上に馬体を大きくみせていることにも好感が持てる。巻き返せるデキだと思う。

レイパパレ

ルメール騎手を背に最終追いで抜群の動きを見せたレイパパレ


一発あれば 相性のいい鞍上に戻ったランブリングアレー

 ランブリングアレーも、前走のオールカマーでは勝負所で包まれ気味だった分、前には届かず。それでも距離をこなせることが分かったのは収穫だろう。前走の時点である程度仕上っていたので状態面の変化はないが、5戦4連対と相性の良い吉田隼騎手に替わって一発がある。(栗東調教班・須藤大和)

ランブリングアレー

状態はいい意味での平行線と言えるランブリングアレー

筆者:


1974年神奈川県生まれ 1997年入社。栗東坂路の時計班で、関西本紙予想を担当。予想スタイルはオーソドックスで、馬券は、ほぼ単勝・馬連・3連複のみ。オグリキャップ時代の競馬ブームの頃に、周囲につられてのめり込んだことで、この世界に。