優馬編集長日誌 4月28日号「マラソンランナーは痩せている」

優馬編集長日誌
天皇賞(春)

昨年はフェイムゲームが2着

 昨年の天皇賞(春)ウィークの当欄で “長丁場は小さい馬の方がいいのではないか” といったことを述べさせてもらった。マラソンランナーには痩せている人が多い。そのイメージが長丁場の天皇賞(春)と重なったからだ。痩せている人すべてがマラソンが得意なわけではなく、痩せていない人がマラソンが苦手とは限らないとも思うが、他のことが同じであるなら痩せていない人より痩せている人。天皇賞(春)は そういうことも考えて予想をしている。

 昨年の当欄では、そういう観点からデニムアンドルビーとフェイムゲームに触れた。デニムアンドルビーは牝馬ということで半信半疑のところもあったが、人気もなかったので紙面では◎にしたと思う。結果は半信半疑の “疑” の部分が的中してしまったようで10着。だが、牡馬の中で最も前走体重が少なかったフェイムゲームは2着に激走。私の印は▲、7番人気での大健闘だった。

体重からの観点とUK値が合致

 昔に比べれば最近の競走馬は大型なので、昨年と同様、今年の天皇賞(春)の登録馬にも前走体重が450㎏未満の馬はいない。ほとんどが大型馬で、前走体重が480㎏未満で線引きをしても登録馬19頭のうち該当馬は7頭。半数にも満たない。ただ、面白いこともあるものである。私の計算しているUK値で “3000m以上の距離で高UK値を記録している馬” を調べると、該当馬はアルバートシュヴァルグランフェイムゲーム。この3頭は全て、半数以下の “前走体重480㎏未満” の馬だった。ついでに “3000m以上の距離で高UK値に近い値を記録している馬” も前走が468㎏のトゥインクル。またまた “前走体重480㎏未満” 該当馬であった。この4頭には紙面で印をつけようと思っている。

シュヴァルグラン

前走阪神大賞典を勝った時の馬体重は470キロだったシュヴァルグラン(撮影:日刊ゲンダイ)

上田一幸

筆者:


1967年、滋賀県生まれ。大学卒業と同時に入社し、一貫して編集畑を歩む。予想も馬券も徹底した穴狙い。この仕事に携わる以上、馬券購入は義務であると考え、入社以来、馬券を休んだ日はない。現『優馬』編集長。

有馬記念特集

2024年有馬記念特集

有馬記念の結果、動画、出走馬一覧、単勝オッズ、歴代優勝馬、騎手・調教師データ、歴史などを紹介する特集ページです。出走馬一覧には、単勝オッズやデータを合わせて掲載。

  • 特別登録
  • 予想オッズ
  • 想定騎手
  • 優勝馬名
  • 優勝騎手名
  • レース動画

優馬 2歳馬チェック

優馬 2歳馬チェック

6月~12月に初勝利をあげた2歳馬を全頭チェック! 馬体は? 血統は? レース内容は? 総合的に判断をし、★評価をつけていきます。翌年のクラシック有力候補がきっと見つかるはず!

★5つ以上の馬を網羅。ダービー候補はこの馬!

ヒロイン候補が続出!? 牝馬の★評価。

注目勝ち上がり馬情報など毎週月曜か火曜更新。

トラックマン・記者一覧

競馬専門紙「優馬」トラックマン・記者一覧

平日はトレセンで東奔西走、週末はレース予想&馬券に全力投球。競馬専門紙「優馬」を支えるトラックマン&記者のプロフィールをご紹介します。