秋華賞で3着マキシマムドパリに◎を打った編集長 菊花賞の狙い馬は…

【優馬編集長日誌】
今週は長丁場の菊花賞。UK値を どう扱っていくかも 考えさせられるところです。そろそろGIの馬券を当てたいもの

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菊花賞

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満更ではなかった秋華賞だが

 先週の秋華賞は惜しいといえば惜しかった。この欄で取りあげたマキシマムドパリは3着。紙面上でも◎を打たせてもらい、17日の当サイト通り、馬券は馬連と3連単1着固定で購入した。つまり、3着ではハズレだ。馬連ではなくワイドにしていたら、1,560円と4,550円の配当を取れていたことになるが、これを言っては品がない。馬券の種類を決断するのも予想の範疇。マキシムドパリが2着だったら “1着だったら3連単も取れたのに” となるわけで、勝っていたら “馬連でなく馬単にしておけば良かった” となる。8番人気の馬で勝負をして、それが馬券対象にはなったのだから、予想するうえで参考にしたUK値も満更ではないということで “よし” としておこう。ちなみに秋華賞のレース結果を計算したところ、高UK値をマークした馬はいなかったが、もっとも高UK値に近かった馬はマキシムドパリ。レースの流れを考えると、正攻法の競馬での3着は立派なものだった。今週の菊花賞は、馬券の種類を見誤まらないように。その前に狙った馬が馬券対象にならないと話にならないのだが…。

菊花賞のUK値について思うこと

 秋華賞はUK値を参考にして予想を組み立てたが、菊花賞は秋華賞ほどUK値を参考にはできない。なぜなら菊花賞の出走予定馬が今まで出した高UK値は2400mまでの距離に限られる。2000mの秋華賞は±200mの距離(1800~2200m)で高UK値を出した馬の評価を上げたが、菊花賞は3000m。±200mの距離で高UK値の馬は存在しないのだ。いや、それどころか出走予定馬には±200mの距離を走った馬さえいない。UK値とはレースの偏差値みたいなものだが、英語の偏差値の高い馬が歴史の偏差値が高いとは限らない。”成績のいい人は どの教科でも高い点数を取る” と考えるのは雑すぎるだろう。まぁ、それも言えないことはないのだが、せめて物理と数学ぐらい近い数値を参考にしてみようか。例えば2200m以上で高UK値をマークしている馬を出走予定馬からピックアップすると、リアファル(2400mで高UK値)、マッサビエル(2300mで高UK値)、スピリッツミノル(2200mで高UK値)となる。2200m以上ではなく2000m以上にすると、アルバートドックサトノラーゼンタンタアレグリアブライトエンブレムレッドソロモンも該当してくる。

上田一幸

筆者:


1967年、滋賀県生まれ。大学卒業と同時に入社し、一貫して編集畑を歩む。予想も馬券も徹底した穴狙い。この仕事に携わる以上、馬券購入は義務であると考え、入社以来、馬券を休んだ日はない。現『優馬』編集長。

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