「今さら長距離」に疑問符キセキ 単騎逃げで示すか格の違い

この馬GoodBad
阪神大賞典

キセキは「格が違い過ぎる」

最終ジャッジは俺に任せろ 本紙担当・須藤TM
「昨年は大阪杯からの始動でしたが、今年は春の天皇賞を視野に置いてここからの始動。3000mの距離は菊花賞以来となりますが、泥んこ馬場での勝利だったことを考えても、スタミナに不安はないでしょう。その菊花賞から勝ち星にこそ見放されていますが、その間のGIでの実績からも、ここでは格が違い過ぎる印象を受けます。二の脚があまり速くはない馬ですが、同型馬も見当たらず、理想的な単騎逃げも打てそうですしね」

キセキは「素軽さ満点の動き」がGood

栗東調教班・Cウッド担当 持木TM
「2月の初めに栗東に帰厩してから、プールと坂路を併用して入念に調整され、ここ3週はウッドで追われてしっかりと負荷をかけてきました。最終追いは、軽く仕掛けた程度でラスト1ハロン11秒8をマークし、素軽さ満点の動きを披露。気合い乗りも上々で、キッチリ仕上ったと言えます」

キセキは「ムーア騎手の進言」がGood

角居厩舎担当 目黒TM
「担当の小滝助手も“いつも放牧から帰厩した当初はイライラするような面を見せる馬なのですが、今回は最初から雰囲気が良かったですね。十分に乗り込めましたし、態勢は整ったと思います”と、状態面に不安がないことを強調していました。あと、前走の有馬記念で騎乗したムーア騎手が“ズブさが出てきているのでもっと距離があってもいいかも”と話していたそうで、この距離で久々の勝利を手にする可能性も高いですね」

キセキ

最終追いでも素軽い動きを見せたキセキ(撮影:日刊ゲンダイ)

キセキは「父の影」がBad

先週はアネモネSなど馬連万馬券を2発的中! 編集・木谷
「前走の有馬記念で見せた出遅れが気がかりですね。父ルーラーシップもキャリア終盤は出遅れがネックになってましたから、悪い意味で似てきたのかな、と。長距離戦ですから多少のロスがあっても…、という考え方もできますが。それと、本馬は菊花賞勝ちがクローズアップされがちですが、本質的には2000m~2400mくらいがベストだと思いますよ」

キセキは「距離適性」がBad

まさか意見が一致するとは… 編集・デスク
「菊花賞馬なのに、4歳時も5歳時も春の天皇賞に向かわなかったというのは、故障以外であまり例がないと思うんだが、同じ厩舎のエピファネイアもそうだったんだよな。そのあたりは、陣営も距離適性を考えての選択だったんだろうし、中距離で結果が出ないからといって、今さら長距離に矛先を向けてくるのはいかがなものか。まぁ、俺と木谷が“Bad”の意見で一致したことは、“Good”なことかもしれんが…」

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