ムチに過剰反応も結果は… 「粗削り」グランシエロに★6つ
幼さ見せつつ3馬身! グランシエロ
7/24 (土) 新潟2R 2歳未勝利 芝1800m
グランシエロ 牡 馬体重:514kg
★★★★★★ 6点
騎手:三浦皇成 厩舎:(美浦)武井亮
生産:追分ファーム
馬主:フィールドレーシング
父:ハーツクライ
母:サイマー(Zoffany)
デビュー戦は、大きく出遅れ、早目先頭に並びかけて追い出されるも直線フラついてしまいクビ差勝利を逃した。道中も逆手前で走っていたりと全体的に幼さを残した初戦内容だった。 そして、今回は初戦を踏まえてチークピーシズを着用し、改善策を講じてきた。スタートを五分に切ると、内の各馬を行かせて、後方の内目でジックリと構える形。向正面は逆手前で駆けていたが、初戦とは違ってコーナーでは正手前で走れていた点には進境。直線追い出されると鋭い反応を見せ一気に先行集団を捉える。しかしそこから右ムチに過剰に反応してしまい、内にモタれてしまったのは改善点。それでもAコースの開幕週で内を通った先行馬が残る展開が多い中、直線だけで差し切りさらに3馬身差をつけた内容は素直に評価できる。走破時計こそ平凡も、馬っぷりや終いの瞬発力からポテンシャルが高いのは間違いないだろう。
・馬体診断
競馬を一度使われても変にテンションが上がることなく、パドックでは落ち着き十分。今回から着用したチークピーシズの効果もあり、集中力を保ったままレースへ臨めていた。500キロを超える馬体で馬っぷりの良さが目立つ一頭で、フットワークも大きく力強さを感じる。まだ器用さに欠ける面があり、初戦・2戦目と使った東京、新潟外回りといった広いコース形態が合っている印象。フラついたり、逆手前で走ったりと幼さを残す反面、道中の折り合いには全く問題なく距離の融通は利きそうだ。
・血統診断
父ハーツクライでこれからの成長を大いに期待でき、距離が2000~2400mに延びても問題ないタイプ。伯父にはランヴェットS(芝2000m)、チッピングノートンS(芝1600m)と豪GI2勝を挙げたコントリビューターがいる牝系。血統的にもまだまだ奥がありそうで、今後の成長が楽しみな好素材だ。
【将来性まとめ】→ デビュー戦は、勝ち切れなかったが2戦目で順当に勝利。道中ジックリと脚をタメて終いを伸ばす形で、勝ち上がれた点は好感で、今後精神面が成長してくれば重賞戦線でも活躍を期待できる一頭だろう。
前田(競友)
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