【マイルCS】2週連続の大波乱もアリ? 調教から狙える極上の穴馬とは

調教班レポート
マイルCS東京スポーツ杯2歳S

一叩きされて上積み十分 ホウオウアマゾンが今週も波乱を演出

 秋のマイル王を決める今年のマイルチャンピオンシップは、関東のGI馬3頭に注目が集まっているが、関西馬のなかで特に動きが目立っているのがホウオウアマゾンだ。
 放牧明けの前走スワンSへ向けての1週前追いでは、3頭併せで一番遅れをとり本来の動きではなかったが、それでも逃げ粘って3着を確保。能力を再確認できたし、一叩きでスイッチが入った今回の1週前追いではやや内目を回ったとは言えCウッドで6F78秒7と、木曜ウッドの一番時計をマーク。直前の調整を坂路で単走で終えることが出来たように、明らかに前走時をしのぐ臨戦過程だ。展開次第では上位入線も可能な仕上がり状態と判断できる。

 昨年の2着馬インディチャンプは、年齢を重ねてズブさが出て来て調教では目立つ動きを見せていないが、本来体調の変動は少ない馬で態勢は整った様子。かつてのマイル王だが配当的に妙味のある今回は押さえておきたい。

ホウオウアマゾン

最終追いでも坂路で軽快な動きを見せたホウオウアマゾン


キレッキレの末脚を披露 重賞でも足りるテンダンス

 例年の勝ち馬は今後の活躍が約束されている東京スポーツ杯2歳Sだが、調教での動きが際立っているのがテンダンス。先週の坂路で2F23秒6とキレッキレの末脚を披露。それも馬場開場からかなり立った時間帯のもので、2歳馬としては破格の好内容だった。叩き3戦目で大幅に上向いており、その走りに注目したい。(栗東調教班・持木秀康)

テンダンス

最終追いは流した程度も気配は抜群のテンダンス

筆者:


1969年広島県呉市生まれ 1991年入社。栗東時計班。予想も馬券も妙味のある穴馬狙い。趣味はギャンブル全般。