【桜花賞・調教ジャッジ】打倒ナミュールに燃える関東馬たちの状態はいかに!?

調教班レポート
桜花賞

昨年の年度代表馬であるエフフォーリアがまさかの何もなしで失速するという衝撃の大阪杯から1週間。いい加減に切り替えねばなるまい。どうせ、悔いてもハズレはハズレ。それならば今週こそは明るい未来が待っていると信じて張り切って予想していきたいと思う。さて、そんな今週の目玉は3歳牝馬の戦い、第82回桜花賞。ここでは、そこに選ばれし関東の精鋭達を直前の動きを踏まえつつサラッと紹介していこう。(美浦調教班:前田智基TM)

まずトップバッターはやはり何と言っても2歳女王であるサークルオブライフ。今年始動のチューリップ賞こそ3着に敗れたが、当時は中間から気負いが目立っていただけに同情の余地はあるか。その点、一叩きされた今回は中間から落ち着き十分で前走時とは比べものにならないほど強度の高い調教を積むこともできている。戦い方にも迷いはないはずで巻き返すシーンは十分にあるとみた。

サークルオブライフ

一叩きで着実に状態が上向いたサークルオブライフ(中)

続いての注目は2戦2勝、破壊力ある末脚が魅力のプレサージュリフトか。引き続き精神面を重視した調整内容だが、その甲斐あってテンションが上がっていないのは何より。これならば不発はあるまい。展開次第では一気に頂点まで。気配の良さという点ならスターズオンアースラブリイユアアイズも負けてはいない。前者は一間隔あけたことで柔らかみが戻り本来の豪快な走りが戻ってきたし、後者は明らかにメリハリが利くようになっており大きく成長して帰ってきている。共にタイミング一つでここでもチャンスのある実力の持ち主、軽んじると痛い目に合うかも…。

プレサージュリフト

無敗馬プレサージュリフトが虎視眈々と女王の座を狙う

他だと早目に栗東入りとヤル気満々のクロスマジェスティに、若さ残るも素質非凡なフォラブリューテ、名手に選ばれしライラック、未勝利勝ちの内容だけならトップ層にも引けを取らないラズベリームースと何気に今年の関東勢はタレント揃い。ちょうど先週、競馬は何が起きるか解らないと改めて思い知らされたところでもある。思い切った馬券で勝負するのもありかもしれない。

 

筆者:


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