チューリップ賞<フィリーズレビュー!? 5年前の勝ち馬と酷似する馬とは【桜花賞】

想定班レポート
桜花賞

皐月賞「22万9700円」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

盤石とは言えぬナミュールよりも 狙いはナムラクレア

 桜花賞はナミュールの“一本被り”となりそうだが、出遅れ癖が完全に解消したわけでなく、決して磐石の存在とはいえない。ハービンジャー産駒の3歳春までのGIの成績は【0・2・1・23】。ペルシアンナイト、モズカッチャン、ディアドラ、ノームコア、ブラストワンピースも大輪の花を咲かせたのは秋以降である。
 配当の妙味という観点から狙ってみたいのがナムラクレア(栗東・長谷川厩舎)だ。例年なら【1・0・2・49】のフィリーズレビュー組は軽視するのが常識だが、今年はレース史上最速で2週前の阪急杯と同じ1分19秒9で決着。ラスト3ハロンは11.5-11.7-11.8で、仮にあと1ハロンに13秒を要したとしてもマイル換算は1分32秒9。チューリップ賞よりコンマ3秒速いことになる。

ナムラクレア

最終追いは控えめながらもラスト1ハロンで11秒7の鋭さを見せたナムラクレア

 

苦い記憶を払拭する騎乗を 浜中騎手に期待!

 「1週前の追切りは併せた馬に乗っていましたけど、抜いていくときの反応や動きが“えぐかった”です。最終追いの後も落ち着きがあるし、納得のいく仕上げができました。ジョッキーには馬の力を信頼して乗って欲しいですね」とは長谷川師。
 イメージが被るのは小倉2歳Sを勝ち、阪神JFは0.5秒差→フィリーズレビュー2着という戦績が酷似する2017年の勝ち馬レーヌミノル。当時は痛恨の乗り替わりとなった浜中騎手だが、苦い記憶を払拭する会心の騎乗を期待したい。(栗東想定班・那谷明弘)

長谷川師&浜中騎手

闘志を燃やす長谷川師(左)と浜中騎手(右)

那谷明弘

筆者:


1970年神戸市生まれ。慶応大学文学部卒。95年入社。美浦で時計班として所属したのち、96年秋から栗東トレセンで取材を担当。夏の小倉出張は10年を越える。予想は「競走馬の強さはラップに現れる」、馬券は「血統と確率論の理解が必須」がモットー。

皐月賞「22万9700円」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

皐月賞「22万9700円」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

日本ダービー特集

2024年日本ダービー特集

日本ダービーの出走予定馬、予想、単勝オッズ、結果、動画、歴代優勝馬、騎手・調教師データ、ゴール前写真、歴史などを紹介する特集ページ。『優馬本紙馬柱で振り返る日本ダービー』などオリジナルコンテンツも充実しています。

  • 出走予定馬
  • 予想オッズ
  • 騎手
  • 優先出走権
  • 賞金順
  • 次走予定
  • 動画・写真
  • 優馬本紙の馬柱
  • 短評

優馬 現3歳馬チェック

優馬 現3歳馬チェック

6月~12月に初勝利をあげた2歳馬(現3歳馬)を全頭チェック! 馬体は? 血統は? レース内容は? 総合的に判断をし、★評価をつけていきます。翌年のクラシック有力候補がきっと見つかるはず!

★5つ以上の馬を網羅。ダービー候補はこの馬!

ヒロイン候補が続出!? 牝馬の★評価。

注目勝ち上がり馬情報など毎週火曜更新。

トラックマン・記者一覧

競馬専門紙「優馬」トラックマン・記者一覧

平日はトレセンで東奔西走、週末はレース予想&馬券に全力投球。競馬専門紙「優馬」を支えるトラックマン&記者のプロフィールをご紹介します。