今週もまた主役は関西馬? 関西本紙担当の調教チェック【オークス】

調教班レポート
オークス

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GIで三度目の正直を 手加減なしに攻めてきたナミュール

 ゴール前大混戦だった桜花賞を見ると3歳牝馬は能力差が少なく横一線といった印象。展開一つでいくらでも着順が入れ替わりそうで、このオークスでも多くの馬にチャンスがありそうだ。
 桜花賞で大外枠+スローの流れに泣いたのがナミュール。この中間はすぐに放牧に出してギリギリまで牧場で調整。栗東に帰厩後は時計3本だけだが、先週今週とこの馬らしいキレのある動きを披露した。直前控え目だった前走時と比べ最終追いまで手加減せずに攻めることができたのは好材料だろう。なかなか馬体がフックラとしてこないのは気になるが、極端な体重減がなければ期待できる。

ナミュール

最終追いでもしっかりと負荷を架けられたナミュール

 

多くの課題をまとめて克服し 一気に頂点を狙うアートハウス

 忘れな草賞を楽勝し、川田騎手が選択したことで一躍有力候補となったのがアートハウス。先週のコース追いが圧巻で、先行させた古馬をアッという間に置き去りに。ボリュームある体つきからはパワーを感じるが非凡な瞬発力の持ち主でもある。今回は初の関東遠征、左回り、一線級相手と課題は多いが、まとめて克服してしまいそうな雰囲気がある。
 ウォーターナビレラは関西馬では桜花賞最先着。その後はマイル路線に進むかと思っていたがここへ。陣営が距離はこなせると判断してのことだろう。水曜の併せ馬の時計が遅かったからなのか、木曜に坂路で微調整(59秒3)を施された。2日続けて馬場で乗れるのだから体調に関して不安はなく、そのレース運びの上手さで上位を狙う。(栗東調教班・須藤大和)

アートハウス

最終追いでも古馬を相手に手応え優勢だったアートハウス

筆者:


1974年神奈川県生まれ 1997年入社。栗東坂路の時計班で、関西本紙予想を担当。予想スタイルはオーソドックスで、馬券は、ほぼ単勝・馬連・3連複のみ。オグリキャップ時代の競馬ブームの頃に、周囲につられてのめり込んだことで、この世界に。

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