【ローズS】距離延長にも不安なし 栗東調教班イチ推しの馬とは

調教班レポート
ローズS

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距離延長に不安なし メモリーレゾンが大舞台へ

 初の2000mに対応できるかが課題とされているメモリーレゾンだが、前走までのレースを見る限りではその不安はほとんどないと思っている。その理由はこれまでの5戦で折り合いを欠いたレースはなく、初の1800mだった前走にしても内枠から1コーナーまでは仕掛けてポジションを取りに行き、向正面から徐々に外に出しながら勝負所で促しつつ4コーナーでは大外を選択。メンバー中で最速タイの上がり3Fをマークしての差し切り勝ちで、折り合い面に不安のある馬にはできるとは思えないレース巧者ぶりだったからだ。3コーナーからの手応えや、ゴールまで脚勢が衰える事がなかった内容から、広いコースの2000mでも、あと1Fなら距離延長には十分に対応できるはず。

メモリーレゾン

レース巧者ぶりからも距離への不安はないと思えるメモリーレゾン(写真は4月3日の2勝目時)

 

調教も重賞仕様の負荷レベル

 状態面に関しても、最終追い切りの3頭併せでは他の2頭に挟まれるプレッシャーを受ける形ながらも掛かる様な仕草を見せる事はなく、ゴールまで引っ張ったままの手応えでフィニッシュと抜群の動き。2カ月以上レース間が開いていた前走時の調教は馬なりの2頭併せが2本と、15~15程度の軽めの時計の4本のみで仕上げていたが、今回は約3ヶ月ぶりとはいえ、軽めも合わせると計8本。一杯に追った併せ馬2本に加えて、最終追いでは3頭併せと、重賞のここへ向けて調教の負荷のレベルも上げてきている。メンバー中で唯一頭の3勝を挙げていながらもあまり人気のない今回が絶好の狙い目と言えるだろう。(栗東調教班・中邑茂)

メモリーレゾン

最終追いでも3頭併せで負荷をかけられたメモリーレゾン(中)

筆者:


1974年千葉市生まれ 1997年入社。栗東時計班。馬券は、馬連を中心に単勝や馬単も買うスタイル。趣味は、地元の滋賀県を中心にラーメンを食べ歩くこと。

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