優馬編集長日誌 3月24日号「桜花賞馬のスプリント能力」

優馬編集長日誌
高松宮記念

ゲンのいいレース…かもしれない

 27日(日曜)に中京で行われるGI、高松宮記念には いい思い出がある。2着に13番人気のペールギュントが入って、勝ったスズカフェニックスとの馬連8-17が40,250円の高配当だった年だ。あれは2007年3月25日。いいことがあった時は日付や馬番まで覚えているのだから面白いもの。それから高松宮記念はゲンのいいレースと思い込んでいる。だが、実際は…。

 高配当を的中させたGIはジャパンCに桜花賞、オークスなど ちょこちょこあるが、そういえば それらのレースも その後に大儲けした記憶はない。それでも、それらのGIは自分にとってゲンのいいレースと思い込んでしまっているのだから いい加減なものだ。人間、自分に都合のいいことは忘れないというが、そんなことなのだろうか。

 2007年に嬉しい経験をしてから9年。今年の高松宮記念は登録のあった有力馬2頭が出走を回避する模様。その2頭とは昨年の優勝馬エアロヴェロシティ(香港)と、前哨戦のひとつであるシルクロードSを快勝したダンスディレクター。有力どころ2頭の回避により、色気が増幅してきた陣営も多いことだろう。先週の時点ではダンスディレクターが馬券の軸と考えていた私にとっては仕切り直しの予想を余儀なくされる訳だが、結果は如何に…。

上田一幸

筆者:


1967年、滋賀県生まれ。大学卒業と同時に入社し、一貫して編集畑を歩む。予想も馬券も徹底した穴狙い。この仕事に携わる以上、馬券購入は義務であると考え、入社以来、馬券を休んだ日はない。現『優馬』編集長。