優馬編集長日誌 3月24日号「桜花賞馬のスプリント能力」

優馬編集長日誌
高松宮記念

先週日曜「28万」&「38万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

今のところドンキ

 今年はまず、安定感のある馬に注目してみることにした。以前に0.5秒未満(0.4秒以内)の着差は “どうにでもなる着差” と述べたことがあるが、それをもとに芝1200m±200mの条件で “負けた時でも着差が0.5秒未満に収まっている馬” を探ってみる。回避予定のダンスディレクターも該当していたが、他にもレッツゴードンキローレルベローチェの2頭が該当。この2頭は芝1200m±200mの条件で、数字上 完敗らしい完敗がない馬=芝の短距離で安定している馬となろう。

 もう少し条件を緩くしてみよう。芝1200m±200mの条件で負けた時の差が0.5秒差未満は同じだが、2ヶ月以上のレース間隔があった時は “久々のレース” だったことを理由に0.5秒以上の着差があってもいいことにする。そうすると、先の2頭に加えてアルビアーノサトノルパンミッキーアイルが該当馬に。この3頭は今回が久々のレースではないだけに、安定感という意味ではレッツゴードンキローレルベローチェと変わらぬ評価も可能だ。”久々” だけでなく、当日は道悪にならないだろうから “重~不良馬場の時も許してやろう” とすればウリウリスノードラゴンも範囲内。更に ±200mはやめて “芝1200mだけにしてやろう” とすればウキヨノカゼも0.5秒未満に該当してくる。

 安定感ではなく、私の計算しているUK値ではどうだろう。前5走以内に高UK値があるのはティーハーフ(5走前)とローレルベローチェ(前走)の2頭。ローレルベローチェについては安定感がある馬でも名前をあげた馬。

 今年の高松宮記念は、先の安定感とUK値の注目馬から軸馬を選ぼうと考えている。ローレルベローチェにおいては両方に名前が出て、しかも前走で差されたダンスディレクターも回避予定と、何かしらのものを感じている。これから買おうか。いや、待て。この馬は逃げ馬。ハクサンムーンミッキーアイルなど、快速馬との兼ね合いがあるため、軸にするにはリスクがある。

 それならレッツゴードンキはどうだろう。前5走以内に高UK値はないが、昨年の桜花賞では4馬身差の圧勝=高UK値。その桜花賞は1600mの距離だったが、1000m通過が62秒5のスローペース。マイル戦でのスローペース、しかもGIでの4馬身差は秀でた瞬発力やスピードに通じるものだと思うのだが。この時の内容にスプリント能力を感じる。軸はこちらか。

レッツゴードンキ

初のスプリント戦に挑む桜花賞馬レッツゴードンキ(秋華賞追い切り時の写真、撮影:日刊ゲンダイ)

 

それでは最後に先週の高UK値馬を

上田一幸

筆者:


1967年、滋賀県生まれ。大学卒業と同時に入社し、一貫して編集畑を歩む。予想も馬券も徹底した穴狙い。この仕事に携わる以上、馬券購入は義務であると考え、入社以来、馬券を休んだ日はない。現『優馬』編集長。

先週日曜「28万」&「38万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

先週日曜「28万」&「38万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

優馬 2歳馬チェック

優馬 2歳馬チェック

6月~12月に初勝利をあげた2歳馬を全頭チェック! 馬体は? 血統は? レース内容は? 総合的に判断をし、★評価をつけていきます。翌年のクラシック有力候補がきっと見つかるはず!

★5つ以上の馬を網羅。ダービー候補はこの馬!

ヒロイン候補が続出!? 牝馬の★評価。

注目勝ち上がり馬情報など毎週月曜か火曜更新。

トラックマン・記者一覧

競馬専門紙「優馬」トラックマン・記者一覧

平日はトレセンで東奔西走、週末はレース予想&馬券に全力投球。競馬専門紙「優馬」を支えるトラックマン&記者のプロフィールをご紹介します。