前走条件にこだわって、悩ましいマーチSを攻略

重賞データ攻略
マーチS

ジャパンカップ・京阪杯・京都2歳S 予想提供中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

 こちらは例年通りフルゲート、拮抗したメンバー構成のハンデ戦という悩ましいレース。小~中波乱というのがいつものパターンだが、今年はどうなる?

兎にも角にも仁川S

 とにかくマーチSで目立つのが前走・仁川S組の活躍。過去10年で仁川S組が不在だった2012年と2015年以外の年は、必ず1頭以上が馬券圏内に入っている。前走別の成績にすると以下の通り。

前走別成績(過去10年)
仁川S〔4.2.5.23〕→1800m時代を除外すると〔3.1.4.20〕
フェブラリーS〔2.0.0.9〕
ダイオライト記念〔1.1.0.3〕
佐賀記念〔1.0.0.7〕

 1~3着馬の前走は全部で17種類と、各馬が多彩なステップを経てここに臨んでいるのもひとつの特徴でもあり、予想を難しくしている部分でもある。

前走の距離に注目

 もう一つ特徴的なのは前走の距離との関係。

前走距離別成績(過去10年)
同距離〔3.4.5.41〕
距離延長〔2.3.1.33〕
距離短縮〔5.3.4.51〕

 今回が距離延長となった組で馬券に絡んだ6頭中5頭は、前走が東京のダート1400m~1600mだった馬。一方、今回が距離短縮となった馬は、12頭中8頭が仁川S組で、その他の4頭は交流重賞からの臨戦馬。前走が1800mだった馬はともかく、長目の距離を走っていた馬の成績が良いのは、中山のダート1800mが直線の急坂を2回も通過するタフなコースだからか。前走で長目の距離の交流重賞を走っていた馬が馬券に絡むのも頷ける。

 実績的な面で言えば、前走で3着以内だった馬が〔8.8.8.65〕だから、荒れるレースの割に妙な巻き返しはそれほど期待できない。そうとなれば中心は仁川Sで2着だったドコフクカゼ

ドコフクカゼ

鞍上共々重賞初制覇を狙うドコフクカゼ(撮影:日刊ゲンダイ)

 前述の条件を加味すると、相手候補も手広くなるが、強弱をつけるなら外枠の馬を重視したい。揉まれにくいのが良いのか、当レースの過去10年の結果を見ると、8枠〔4.3.3.10〕、7枠〔1.0.1.18〕、6枠〔3.0.0.16〕という成績。トウショウフリーク(8枠)、クリノスターオー(7枠)、モズライジン(7枠)が相手の筆頭。

 その他で前述の条件を満たしたイッシンドウタイ、サンマルデューク、バスタータイプ、マイネルクロップも手広く紐に加えてみたい。

結論

◎ドコフクカゼ
○トウショウフリーク
▲クリノスターオー
注モズライジン
△イッシンドウタイ
△サンマルデューク
△バスタータイプ
△マイネルクロップ

ジャパンカップ・京阪杯・京都2歳S 予想提供中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

ジャパンカップ・京阪杯・京都2歳S 予想提供中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

有馬記念特集

2024年有馬記念特集

有馬記念の結果、動画、出走馬一覧、単勝オッズ、歴代優勝馬、騎手・調教師データ、歴史などを紹介する特集ページです。出走馬一覧には、単勝オッズやデータを合わせて掲載。

  • 予想オッズ
  • 想定騎手
  • 有馬戦績
  • 優勝馬名
  • 優勝騎手名
  • レース動画

優馬 2歳馬チェック

優馬 2歳馬チェック

6月~12月に初勝利をあげた2歳馬を全頭チェック! 馬体は? 血統は? レース内容は? 総合的に判断をし、★評価をつけていきます。翌年のクラシック有力候補がきっと見つかるはず!

★5つ以上の馬を網羅。ダービー候補はこの馬!

ヒロイン候補が続出!? 牝馬の★評価。

注目勝ち上がり馬情報など毎週月曜か火曜更新。

トラックマン・記者一覧

競馬専門紙「優馬」トラックマン・記者一覧

平日はトレセンで東奔西走、週末はレース予想&馬券に全力投球。競馬専門紙「優馬」を支えるトラックマン&記者のプロフィールをご紹介します。