【京成杯】無傷の３連勝狙うシャンパンカラー「陣営が自信を深めるワケ」とは！？

　土付かずの２連勝と華々しい成績で日曜中山11Ｒ京成杯に臨むシャンパンカラーについて田中剛調教師に伺ったが、意外な事に入厩当初はそれほど評価は高くなかったようだ。

「成長がスローで元々は厩舎で一番デビューが遅いんじゃないかと思っていた位。入厩時には馬体に幅がなく、緩さも残っていました。その段階で初めてコースで追い切った際に終い12秒台をマーク。翌週に自分が乗って終い11秒５。全体の時計はそれほど速くありませんが、楽な手応えで動けていたので、これはモノが違うと確信しました」

2000ｍもクリアし、いざクラシックへ！シャンパンカラー

　結果、１番人気で新馬戦を差し切り勝ち、続くベゴニア賞では逃げ切り勝ちと違う競馬で勝利。「２戦ともそれほど追い込んで仕上げなかったのが逆に良かったようです」と馬の成長に合わせつつ、うまく結果を出せた形だ。「普通の馬では考えられない事。その辺りは血統の良さなのでしょう」と近親に桜花賞馬ジュエラー、短距離路線で活躍したワンカラットがいる血統的な下地も大きいようだ。

　この中間は馬に変化が見られたようで「馬群に入れると沈むというか、グングンと弾む感じが出てきたんですよね。最終追い切りでも楽な手応えで動けていました」と手応えは十分。クラシックに向けて、更なる進化を見せてくれそうだ。（美浦厩舎取材班：西田美佐子）