【共同通信杯】ダノンザタイガー1着固定に危険信号!? 買い材料が揃ったのは別路線組

重賞データ攻略
共同通信杯

~過去10年の共同通信杯の傾向分析~

 近年はイスラボニータ、リアルスティール、ディーマジェスティ、スワーヴリチャード、ダノンキングリー、エフフォーリアといった歴代勝ち馬のほか、サトノアラジン、ドゥラメンテ、アドマイヤマーズ、シャフリヤール、ジオグリフといった敗れた馬からも後のG1ウイナーを輩出。毎年“クラシックの登竜門”の呼び声高い一戦だが、今年も豪華なメンバーが集結した。しかし、意外にも1~2番人気に推された馬の勝率は低く、過去10年で僅か2勝で〔2.4.4.10〕と取りこぼしも少なくない。

◇前走クラス別成績
・G1   〔0.4.0.6〕
・G2   〔1.0.0.5〕
・G3   〔2.1.7.24〕
・オープン 〔1.1.0.4〕
・1勝クラス〔4.2.1.21〕
・未勝利戦 〔0.0.0.9〕
・新馬戦  〔2.2.2.6〕
なかでも注目すべきは、前走・新馬戦組。この組は前走芝1800~2000mに限定すると〔2.2.2.1〕とかなりの好走率を誇る。

◇前走コース別成績
・東京 〔4.3.2.11〕
・中山 〔4.3.3.40〕
・中京 〔0.0.1.1〕
・阪神 〔1.4.2.5〕
この中でも、前走・東京芝1800~2000m組が〔4.3.2.5〕と最も多く馬券に絡んでいる。さらに前走・阪神コースで勝利している馬も〔1.2.1.0〕と好相性。

 上記データを踏まえて、今年は前走・東京芝1800mの新馬戦で3馬身半差をつけ、デビューを飾ったタスティエーラ(美浦:堀厩舎)に注目する。なんと言っても堀宣行厩舎の管理馬は、過去10年の当レースにおいて〔1.3.1.1〕と好成績。昨年の優勝馬ダノンベルーガをはじめ、サトノソルタス(2018年2着)・フィリオアレグロ(2019年3着)と新馬勝ちからの臨戦でも結果を残しており、キャリア1戦1勝でも侮れない。そして、同じく1戦1勝のタッチウッド(栗東:武幸厩舎)も前走阪神組で要注意。

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