【桜花賞】本音は「オークス向き」もリバティアイランドを差し切る可能性を秘めた馬に◎
今年のクラシック第一弾桜花賞は、トライアルレースで1勝馬の活躍が目立ち、阪神JF2着馬シンリョクカが危うく除外になる高いボーダーラインになってしまった。他馬の回避で何とか出走にこぎつげたが、今後の改善が望まれるところだ。まず注目が集まるのは、イン有利だった阪神ジュベナイルフィリーズを大外から豪快に差し切ったリバティアイランド(栗東:中内田厩舎)。新馬戦の上がり3F31秒4にも驚かされたが、2走前のアルテミスSも前が開かず脚を余しながら勝ち馬に詰め寄り、改めて能力の高さをうかがえた一戦になった。冬場は一息入れてリフレッシュされ、ここを目標に調整。特に先週の併せ馬が素軽さ満点の動きで併せた相手を一蹴。直前の最終追いでも同様の動きを見せており、万全といえる態勢に持ってきた様子。無事に走れば結果はついてくるだろう。
逆転を狙うのは昨年のスターズオンアース同様にクイーンカップから直行のハーパー(栗東:友道厩舎)。チークピーシーズ着用の効果が大きかった前走は着差以上の強い内容での勝利。1週前追いでは遅れてしまったが、1Fは11秒0だったしギアが上がるのに時間を要しただけでゴール前のシャープさから心配は無用と見たい。ベストはオークスの舞台だが、ゆったり運べる阪神の外回りコースなら差し切る可能性も秘めている。(栗東調教班:持木秀康)
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