【皐月賞】1着候補は“中山コース向きの機動力”を兼ね備えた「2頭」で決まり!

調教班レポート
皐月賞アーリントンカップ

 GI馬不在とはいえ朝日杯FS、ホープフルSの覇者がいたとしても混戦を極めそうな今年の皐月賞。その中で関西馬での注目はベラジオオペラ・フリームファクシの2頭。スプリングSでベラジオオペラ(栗東:上村厩舎)はそれまでの2戦と違い、中団で控える競馬を選択。しかも3角からは外から来られ急かされる厳しい形となったが、力強く抜け出して快勝。これはGIへ向けて大きな収穫になったはず。中間は更に雰囲気も良くなっているし、勢いなら一番だろう。

ベラジオオペラ

厩舎に初の重賞をもたらしたベラジオオペラ(写真:奥)がGIでも躍動!

 ベラジオ同様、3連勝中のフリームファクシ(栗東:須貝尚厩舎)は前向きすぎる気性がネックだが、身体能力の高さは相当。グラニット、タッチウッド、ラスハンメルと行く馬がいるし、そこまでペースは遅くならないはず。バッチリ折り合いが付けば、意外にアッサリの場面があっても不思議ではない。他に伏兵を探すとすればショウナンバシット・マイネルラウレアが興味深い存在。

フリームファクシ

最終追いは厩舎の先輩ソダシと併せてキッチリ先着したフリームファクシ

 そして、土曜阪神11RアーリントンCからはセッション(栗東:斉藤崇厩舎)に注目。調教で見せる動きからすると、レースでのパフォーマンスは物足りないのひと言に尽きる。ここはマイルに距離を短縮し、能力全開を期待したい。(栗東調教班:市場丈也)

セッション

最終追いでは坂路の自己ベストを大幅に更新してみせたセッション

筆者:


1980年大阪生まれ 2018年入社。栗東時計班。予想は過去のレース内容を重視しつつ、攻め馬で動いた馬にも注目。馬券は、基本単勝が付けば、付かないなら馬連でというスタイル。