優馬編集長日誌 5月5日号「◎の行方」

他馬に打つなら

　はっきりと順番はつけていないが、現段階で２頭以外に気になっている馬についても述べておこう。まずはブレイブスマッシュ。この馬は東京1600ｍの新馬戦で高ＵＫ値。この時はロードクエストに敗れての２着だっが、高いパフォーマンスを演じての好走だった。ロードクエストに負けていることは、この馬が使いつつのタイプでロードクエストがイキナリ走れるタイプだったと仮定すれば納得がいかなくもない。また、馬券から外れた２戦は、マイル戦とは違うカテゴリーと判断できる2000ｍ。東京1600ｍにおいては、共同通信杯で２着だったイモータルを負かしての重賞勝ちもある。共同通信杯を勝ったディーマジェスティは、皐月賞馬に。十分、狙えそうだ。

　その共同通信杯２着のイモータルも当然怖い。ブレイブスマッシュに敗れた２走前は一息入っていた。後の皐月賞馬の２着ばかりか、左回りのコースでは１、２、２着の安定感。右回りだった朝日杯ＦＳだけ目をつぶれば…という存在。

　他ではトウショウドラフタ、ティソーナ、そして抽選除外の可能性もあるがツーエムレジェンド。トウショウドラフタは昨年の暮れから３連勝、２走前と３走前が高ＵＫ値で充実ぶりが著しい。しかも、その２戦はＮＨＫマイルＣと同じ東京コースでのものだ。前走が高ＵＫ値でなかったのは不良馬場だったから？ それとも東京コースではなかったからか？ 1600ｍの距離に良績はないが、今の勢いは無視しがたいものがある。次にティソーナだが、この馬は３走前に東京1600ｍで高ＵＫ値。その後は２連勝、左回りでは連対も外していない。距離以上にスタミナが必要とされる東京のマイル戦においては、1800ｍで高ＵＫ値の記録があるのも（５走前の札幌1800ｍで高ＵＫ値）プラス材料になる。最後にツーエムレジェンドは一息入った前走で高ＵＫ値。大外から直線強襲の脚は凄かった。重馬場が良かったとも考えられるが、５走前には良馬場の京都1600ｍで高ＵＫ値。２走前の後に一息入れたことでグンと上向いたとも考えられる。

それでは最後に先週の高ＵＫ値馬を