ヴィクトリアマイル　牡馬相手の実績は過信せず ”牝馬戦は牝馬戦に従え”

牡馬相手の重賞勝ちは思ったほど…

　今週に行われるＧIは古馬の牝馬によるヴィクトリアマイル。牝馬だけの戦いだけに、気になるのは牡馬相手に重賞を勝っている馬だ。男を相手に勝っているのだから さぞかし女同士なら好成績を残しているのだろう…単純に考えれば そうなる。だが、思ったほどでもなかった。

　ヴィクトリアマイルは今年で10年目、過去９年に牡馬相手に重賞勝ちをしていた馬の成績は以下の表の通り。

　のべ21頭が出走して２勝、２着２回、３着２回。15頭が馬券対象にならなかったのだから、牡馬相手に勝っているわりには…という結果だ。しかも２勝は名牝ウオッカとブエナビスタ、２着２回もウオッカとブエナビスタによるもの。牡馬混合のＧIでも人気だった２頭の成績が勝率５割（すべてが圧倒的な１ 番人気）というのもなんだかなぁ。３着の２頭は５、６番人気っだが…

　今年のヴィクトリアマイル登録馬ではストレイトガール、ヌーヴォレコルト、ハナズゴール、リトルゲルダ、レッドリヴェールの５頭に牡馬相手の重賞勝ちがある。さて、結果は どう出るか。