巻き返しを図るルージュバックの評価は? 「全ての条件が好転」 「帰厩10日じゃムリ」

優馬TM座談会
オークス

桜花賞1・2着馬の評価は

デスク「いくら桜花賞が参考外と言っても、レッツゴードンキの強さを否定することはできないよな」

中邑「流れが向いたとはいえ、2着に4馬身というのは決定的な差だと思いますよ。今回は最内枠を引けたのもプラスですしね」

小桧山「究極のスローだったにしても、上がりは最速だった馬とコンマ3秒しか違わなかったんだ。凡戦、無気力との批判もあった中で、自分の競馬をして突き放した内容を評価すべきだな。距離は微妙かもしれんが、折り合いに難はなく、差す競馬もできる馬なんだから、そう大きな割引材料にはならないと思うぞ」

デスク「ただ、確か桜花賞の時は“オークスよりもココ勝負”だったよな」

加茂「確かに梅田智師もそう言うてはったけど、結果を残したことでオークスにも色気が出てきた様子やで。こっちも調整は思い通りやし、距離に関しても不安はないんとちゃうか。先週のヴィクトリアマイルを勝った馬主サンの勢いも見逃せんわな」

持木「逃げて結果を出したんだからここも無理に控えることはないと思うけど、やっぱり今回は他の馬も早目に仕掛けてきそうだし、展開は楽ではないでしょうね」

久光「僕は桜花賞で一番強い競馬をしたのはクルミナルと見ています。出遅れを押し上げて最後にもうひと伸び、ですからね。距離延長と長い直線で、スタートの弱みもカバーできるはずですよ」

坂倉「馬場や不利が響いた2走前を除けば底を見せてませんからね。パンパンの良馬場なら、今回もキレキレの脚を使ってくれますよ」

那谷「逆にそういう瞬発力があり過ぎる点が、オークスの舞台ではマイナスかもしれないな。血統背景は問題ないんだが、反応の良さや馬体からはマイラーの可能性もあると思うぞ」

田崎「気性的に長距離輸送には不安が残りますね。外枠もこの馬にとってはマイナスだと思いますよ」

須藤「折り合いに問題のない馬ですし、僕はメンバーの中で数少ない“距離が延びていいタイプ”と見ています。調教では、追えば追うだけ渋太く伸びる面を見せていますから、上がりのかかる消耗戦になったとしても対応できるはずですよ」