歴史に挑むグランアレグリアに自滅材料は… 穴党の◎は1頭に集中

阪神へ舞台を移して5年目を迎えた朝日杯フューチュリティステークス。今年は牝馬グランアレグリアが断然人気の様相となっているが、牝馬の出走が不可だった時代もあったとはいえ、テンモン以来実に38年ぶりに2歳の女帝が誕生するのか。優馬TM陣の最終決断は如何に。

優馬TM座談会
朝日杯フューチュリティS

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またも規格外の牝馬が出現? グランアレグリアに死角なし

デスク「先週の阪神ジュベナイルFの座談会でもさんざん名前が挙がったグランアレグリアだが、デビュー戦で負かしたダノンファンタジーが勝ったことにより、より人気も高まりそうだな。当然のごとく、今回も東西の本紙担当が◎で一致したわけだが…」

中邑「そのダノンファンタジーに完勝したハイレベルのデビュー戦のみならず、前走のサウジアラビアロイヤルCも出遅れから早目に動いての大楽勝で、まさにモノが違うレースぶりでしたからね。スタートや初の長距離輸送といった課題こそあれ、それを克服できる能力の持ち主でしょう」

武井「牡馬勢でグランアレグリアを脅かす存在と言えば、3戦3勝でデイリー杯勝ちのアドマイヤマーズということになりますが、デイリー杯で僅差2着だったメイショウショウブが先週の阪神JFでコンマ7秒差6着に敗れたことを考えてもレースレベルの差が歴然としていますね。サウジアラビアRCでは、スローと見るや2番手に進出して折り合うなど、競馬も上手ですから、ここは素直に相手探しと見ていいはずです」

デスク「ただ、出走頭数も少ないとはいえ、牝馬が結果を残していないレースでもあるよな。同じように牝馬で1番人気になりながら4着止まりだった一昨年のミスエルテの例もあるぞ」

那谷「ミスエルテのその後を見てもわかるけど、距離適性や純粋な能力でグランアレグリアは明らかに上だし、昨年の皐月賞で1番人気を裏切ったファンディーナにしてもタフな流れになって失速したもの。キレ味勝負になる阪神マイルにおいて牝馬であることを割り引く必要はないと思うぞ」

小野智「アーモンドアイのように、規格外の牝馬という大物かもしれませんし、私も歴史を変える走りに期待しています」

小桧山「前走は初戦よりタイムこそ遅かったけど、これは前半のペースの差。プラス18キロと一回り大きくなった馬体で成長も見せていたし、引き続いてのルメール騎乗なら嫌う手はないよ」

市場「その前走から相手が強くなるとはいえ、そこまで強いか、というメンバーですしね」

田崎「とにかくスケールの大きな走りですし、負けるとすれば能力云々の問題ではなく、自滅しかないと思います。ただ、そんな形になる材料も見つかりませんからね」

坂倉「僕は、ジョッキーの予定に合わせて阪神JFではなくここを使ってきたことが、何となく気にくわないんですが、それと予想は別ですね。グランアレグリアでしょうがないと思います」

デスク「田崎が言っていた自滅も含めて、何か不安はないかと俺も思ってるんだが、陣営から心配な話は出てこないのか?」

馬場「牡馬相手となることについては、現に過去2戦とも牡馬と戦っているわけですし、“GIのここでもスピード能力は上位”という姿勢でしたね。前走は“変則日程の影響でそこを考慮しながらの調整”とのことでしたが、それに比べて今回は順調そのもので、“輸送についても特に不安はない”のなら、あと何か心配な点はありますかね?」

グランアレグリア

TM陣もお手上げといった印象のグランアレグリア(右)(撮影:日刊ゲンダイ)

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