◎の数ナンバーワンは、ブラストでもワグネリアンでもなく…

優馬TM座談会
大阪杯

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伏兵と呼ぶのは失礼 力は互角かそれ以上の馬たちも

中邑「マイルCS、ジャパンC、有馬記念、そして好メンバーの揃っていた前哨戦の金鯱賞と、軒並み現4歳世代が制したことを考えれば、やはり予想もこの世代を中心に組み立てるべきだと思いますが、ダービー馬ワグネリアンがその中でもトップレベルの能力を持つことに疑いの余地はありませんよね。久々でも馬体がパワーアップした印象を受けますし、キッチリ仕上げてくる友道厩舎なら、半年ぶりを割り引く必要はないですよ」

小桧山「個人的に、全く用ナシの馬は2頭だけで、あとの12頭全てにチャンスがあると思うんだけど、強い世代のダービー馬であるワグネリアンにはやっぱり一目置かざるを得ないだろうな。神戸新聞杯後に順調さを欠いて大舞台に立てなかったことで、金鯱賞のダノンプレミアムもそうだったように、並々ならぬ陣営の思いは仕上げにこもるはずだよ。天皇賞は距離的にどうかとも思えるだけに、ここへ目一杯だろうな」

広田「神戸新聞杯後の回復が思ったよりも遅く、その後のレースは使えないこともなかったそうですが、陣営は無理せず今春に備えることにしたとのこと。その甲斐があって心身ともに成長し、福永騎手も“ダービー当時より前進気勢は強くなっている”と、好感触をアピールしていました。古馬とは初対決となりますが、ダービー馬に恥じない競馬はできると思いますよ」

ワグネリアン

約半年ぶりの実戦になる昨年のダービー馬ワグネリアン(撮影:日刊ゲンダイ)

瀬古「僕も4歳世代が主力を形成すると見ていますが、内回り2000mの舞台ならエポカドーロに◎です。土曜日の雨予報で当日は良馬場でも少し湿った馬場状態。そして、飛ばして行くキセキから離れた好位を追走する展開と、皐月賞時に近い状況下になると見て、その再現に期待したいですね」

「状態について陣営は“前走後はミニ放牧でリフレッシュ。良い気分転換になった。先週の追い切りでしっかりと動けたし、最終追いで予定通りの態勢を整えた”とのことです。秋以降はなかなか結果が伴いませんが“皐月賞とコース形態も似ているし走りやすいハズ。相手は強いけど、この馬の力を出し切れれば”と、望みは捨てていない様子でしたよ」

吉田「僕はサングレーザーを。3ヶ月半ぶりでビッシリ追ったのは1本だけというのは、一見すると急仕上げに映りますが、陣営は海外遠征を含む秋の激走による疲労を回復させることに専念したかったんやないかと思います。今回はジックリ脚を溜めて、末脚を生かす競馬に徹すると思うんですが、キセキエポカドーロが引っ張る流れなら、展開もハマると信じてますわ」

広田サングレーザーは、どちらかというと体が減りやすいタイプですが“リフレッシュできたことで馬体も回復し、帰厩後もしっかりと調教で負荷をかけることができた”と、陣営も仕上げには自信を持っているようです。以前より折り合い面でも進境を見せていますし、道中でうまく脚が溜まれば一発があって驚けませんよ」

デスク「前走が約1年ぶりの重賞勝ちとなったダンビュライトあたりはどうなんだ?」

瀬古「前走を含めて3回の騎乗で全て勝っている相性抜群の松若騎手が、持ち味を引き出したと言えますが、GIでは過去7戦して皐月賞の3着が最高着順の馬ですし、その時の勝ち馬であるアルアインとの対戦比較でも、6戦して先着できたのは泥んこ馬場だった菊花賞だけなんですよ。良馬場で力通りの勝負になっては出番がなさそうですし、望みがあるとすれば他馬が苦にするほどの道悪になった際でしょうが、日曜の天気からもその可能性はなさそうですよね」

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優馬 2歳馬チェック

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